今日は、松本先生のFBを拝見していて、思わず爆笑してしまったんですけど、
札幌の「依存症予防教育モデル授業」のことを書いたブログを、
先生がシェアして下さっているんですね。
依存症予防教室モデル授業in札幌です

で、そのコメントに
昨日の札幌での講演会、さっそく田中さんがブログにまとめてくださいました。
私はハラハラドキドキしながらも、田中さんと今成さんのご好意で一番最初に話をさせていただき、
なんと札幌滞在わずか1時間半で早々に無事帰京させていただきました。
おかげで本日も無事に外来診療を終えることができました。感謝です。
それにしても、田中さんと今成さん、台風が近づく状況のなかでなんと昨日のうちに帰京できたのですね。
ブログ読むとわかりますが、田中さんは「賭け」に出て、見事に勝ったことになります。
やはり田中さんは根っからのギャンブラーなんだと改めて認識を深めた次第です。

と書いて下さっていたんで、これに爆笑してしまったんですね。
はい、「つくづくギャンブラーだなぁ」と私もそう思った次第です。

で昨年、京都大学の先生方が発表した説を思い出したんですけど、
ギャンブル依存症「脳機能低下」ハイリスクハイリターン選びがち どうなるカジノ法案？

状況判断や計画性、行動のコントロールに関する領域と、想像を担う部分の結合が弱く、
リスクの選択をうまく切り替えられない可能性が高いことがわかったという。
という部分ですね、これって生まれつきというか、遺伝じゃないの？って思うんですよね。

確かに、あ～なるんじゃないか？こうなるんじゃないか？
・・・という想像力と、計画性はまず皆無です。
基本「なってみなきゃわからん！」「やってみなきゃわからん」と思って想像しません。

その代わり、とっさの判断力と瞬発力というか行動力はものすごいっすよ。
決断が早く、即行動します。
でもって可能な限りのことはやってみます。
盛り上がっている時は、まずあきらめずとことんまでいきます。

ところが、ちょっと時間が経つと、ものすごくあきらめが早いんです。
執着しない「まぁ、もういいか！」と思っちゃいます。
だから「勝負にはこだわるけど、結果に執着しない」って感じなんですよね。
ギャンブラーってみんなそうじゃないでしょうか？

その時負けるとめっちゃ悔しいから、とことん突っ込む。
「最終レースまでには、必ず取り戻すぞ！」と思っている訳ですよ。
だけど、結局負ける・・・
そうなるとその結果には執着しない。
なのでまた行っちゃうわけですよね。

普通の人だったら「こんな数分に5万円も使ってバカバカしい！」
と結果にこだわって「もうやめよう」と思う訳じゃないですか～。

だから一瞬の勝負に対するこだわりはすごいけど、
負けた結果には執着してないんですよね。
ギャンブルのお金を「もったいない」と思わないんです。

だって、それじゃなきゃリスクをとれないですよね～。
ある意味「上手くいかなくて当たり前、いったらラッキー！」
くらいに思っているから、ギャンブルやれるんですもんね。

でも、これって別に悪くないというか、
そんな人もいていいよね～って思うんですね。
何もその気質は治さなくたっていいじゃん？って思うんですよ。
それをギャンブルじゃないところに向けりゃあいいんですから。

例えば、うちの夫は、競艇関係の仕事をしていたので、
「ここにいたら、ギャンブル依存症は回復しない」と悟り、
会社を辞めて起業しました。

あの時はですね、スリップして新たな借金が800万円も出てきたんですよ。
でも、めっちゃリスクが高かったし、計画性ゼロでしたけど、
今となってはすごくよかったです。
あれ「お金を貯めてから・・・」なんて考えてたら、一歩も動けなかったと思います。
とっさに勝負に出ちゃったんですよね。

私はご存知の通り、全て思いつきで勝負してます。
計画性はゼロですね。

だから、私が思うに、ギャンブラー気質の人は、その気質はなおんないし、
それ直す必要はなくね？と思ってるんです。
でもギャンブルで人生台無しにすんのはつまんないから、
ギャンブル以上に刺激的で面白い事やればいいんです。

じゃあ、それなんなの？って言ったら、ギャンブル依存症者を助けることです。
いや～、これマジでやったらそれ以上に刺激的なことなんて人生ないです。

家族の修羅場に出会ったり、留置所、拘置所、刑務所に面会に行く！
なんてこと普通じゃなかなかないですよ。
そこの勝ちにこだわって、色々やってみる。
でも結果には執着しない！
これって最高にリスクを好む脳にマッチしてると思うんですよね。

そして、リスクマネージメントをしてくれる、
パートナーを見つければいいんですよね。
仕事でも家庭でも自分の不足分は他人にお願いしちゃう。

私は、リスクを好む脳を持ってますが、
今じゃリスクの矛先を変え、
ギャンブル以上にハラハラドキドキを楽しみながら生きています！

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現在国内の推定罹患者320万人（2017年厚労省）のギャンブル依存問題。
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[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研)　ギャンブル依存症(角川新書)