松田聖子ちゃんの理由です

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昨日は、仲間ら4人で、松田聖子ちゃんの武道館コンサートに行ってきました!
相変わらず超かわいい~。
さすがにしゃべりはオバサンになったなぁ~と思いましたが、
還暦をあと数年に控えて、あのミニスカートはやはり聖子ちゃんしか出来ない!
聖子ちゃんは、もう永遠にアイドルでいて欲しいです。

会場内は、同年代のおじさんおばさんで埋め尽くされ、
皆、昭和の時代、80年代アイドル全盛時代にタイムスリップしていました。
私は「ハートのイヤリング」が鬼門で、あの曲を聞くと当時付き合っていたチンピラに、
手ひどく振られたことを思い出します・・・(涙)

流行歌というのは「あ~、この曲が流行っていた時にこんなことがあったなぁ」と
そのほとんどが、当時の恋愛を想い出すもんですよね~。
間違っても「あ~この曲が流行った頃、連立方程式をならったなぁ」なんてことは想い出さない。
(想い出す人もいるかもしれませんが・・・)
音楽というのは記憶をよみがえらせ、タイムスリップさせてしまう不思議な作用があるものですよね。
あたしゃ常々タイムマシーンの開発には音楽が関係すんじゃないか?と思っております。

しかし、およそ40年の間、人気をキープし、
いまだ武道館を満員にできるアイドルなど、
聖子ちゃん以外に居ないわけですが、
やはりその凄さは、ヒット曲の数にあると思います。

コンサートでもネタが尽きることなく、Hit曲メドレーになると、
私なんぞ全曲歌えてしまいます。
しかも聖子ちゃんのすごさは、シングル曲25曲連続1位の記録もすごいですが、
アルバムも売れまくったので、アルバム曲まで知れ渡っていることですね。

さて、松田聖子ちゃんは、今も昔も芸能人そしてアイドルでありながら、
もっともアイドルらしからぬお人柄です。
3度も結婚し、愛人報道は何度もされ、その愛人と元付き人から暴露本を出され、
子育てを放棄しアメリカに渡り、その娘には現在断絶されている。
それでも聖子ちゃんはこうしていまだ人気を博している訳です。

1回の不倫報道で、すっかり人気タレントの座から転がり落ちてしまった、
ベッキーさんとは大違いの扱いを受けている訳です。

これは一体何故なのか?
聖子ちゃん研究家の私の意見を申し上げますとひとえに、
我々の中に「聖子ちゃんは、そういう人だ。」という、変な安心感があるからではないでしょうか?

聖子ちゃんはアイドル時代から「ぶりっこ」と言われ、
本音と建前が全然違う人・・・とそこを面白おかしく書かれていました。
新人賞をとった時から「嘘泣き」で有名になったものです。

そう!聖子ちゃんはどんなにぶりっこし、か弱い女の子を演じようとも、
本当はド根性がある強い女性だということが透けて見えていました。
そして聖子ちゃん自身も、そう言われていることを受け入れ、
「私は、ぶりっこと言われようとも、アイドルは夢を売る仕事。
かわいらしい女の子でいるべきだと思っています。」
と、雑誌のインタビューで堂々と答えています。
見事な安定感!

ファンはその表裏のある顔すら、聖子ちゃんの「個性」と受け止め、
むしろある意味その度胸と図々しさに「憧れ」すら抱いて、愛してしまいます。
「私にはとてもできない。聖子ちゃんは噂話や陰口で潰れたりしない。聖子ちゃんはすごい!」と。

逆にベッキーさんなんか可哀想ですよね~。
芸能界でのし上がったんですから、性格がきつくないわけがない!
それなのに周りの芸能人に「良い子だ、良い子だ~」と言われたがために、
優等生ぶりが視聴者にも刷り込まれてしまい、
その大きなギャップが「裏切り」に感じられ、TVにあまり起用されなくなってしまいました。
ベッキーさんには、もうまるで違うキャラで出てきて欲しい!と願っております。

だから私は思うんですけど、この世の人は皆自分を
「良い人」と思われたがりますが、
そんな風に思われても良いことなんか何もないと思うんですよ。
そう思われていると、逆にちょっとでも嫌な所があると、
ものすごくあくどい人に思われてしまいます。

むしろ私はですね、人に愛される人って、
「適度に図々しい人」だと思うんですね。
ほら毒舌タレントの方がむしろ正直に見えたりするじゃないですか~。
みんなちょっとくらい鼻につくところがあったって、堂々としている人が好きですよね。

周りの評価を気にしてる、ぶりっこはだめなんですよね。
評価なんか気にしないで、ぶりっこしてる自分が好き!じゃないとね。

私は、聖子ちゃんは何故聖子ちゃんなのか?その研究に余念がないので、
ありとあらゆる人の聖子ちゃん評を見聞きしていますが、
みんなが一様に言うのは、
「根性が半端じゃない」「号泣会見のあと、しれっとしていた」
「松田聖子は性格が悪かったので、絶対売れると思った。」などなど、
一般的に嫌われると思われる要素を、感嘆しているんですよね。

そして、関わった当時の大人達がもう一つ必ず言うのは
「とにかく勘がよくて、何を求められているか瞬時に捉え、応えてしまう子だった」と。

聖子ちゃんのHit曲メーカーであった、
作詞家の松本隆さんはあるインタビューでこう言っています。
「常に、松田聖子の実力の一歩か二歩先の曲を提供するようにした。
でも松田聖子は必ずそれに応えた。99%の人はそれができずに潰れていく」と。

私は、聖子ちゃんのあのド根性は、
天性の才能はもちろんですけど、
ぶりっこを演じることこそ、聖子ちゃんの欲望であり、
一つも本音を語らないことで、自分の本音のままに生き抜いた、とてつもない正直さ、
そして正直に堂々と生きる魅力を知っていた勘の良さからきていると思います。

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