薬物問題とサイレントマジョリティです

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ホント、自分たちでも思ってもみないくらい、
「シャブ山シャブ子」の件は拡散されていたようで、
今日は、息子のPTAだったんですが、そこでも話題に上がるほど!

そして本日は、社会学の先生がこのような本質を突く良記事を書いて下さっていて、
すごく有難く思っています。
『相棒』シャブ山シャブ子と偏見:テレビドラマの心理学

で、この件、この碓井先生も書かれているように批判も多かったようですし、
実際、私のところに批判の電話やメールが入ったりもしたんですけど、
なんか自分では、「批判にさらされた」とか「炎上した」って言う気がそれほどしなかったんですね。

なぜなら、朝日新聞さんをはじめ、マスコミさんから取材や、
親しい記者さんから「田中さんのアゴラの記事読みましたよ~」
なんてご連絡頂いたりしたので、
「これは確かに問題だ」と、思ってくれてるんだな~と心強く思っていました。
本日も、東京新聞さんでも記事にして頂いてます。
「薬物依存女性が殺人」ドラマ ネット称賛、偏見招くと医療関係者

それとですねTwitterで、こちら側の発信もものすごい勢いで、
リツイートされていたからなんですね。

よく言うじゃないですか「サイレントマジョリティ」と「ノイジーマイノリティ」って。
まぁ、薬物依存症者への理解が、マジョリティだとは決して思わないですけど、
声をあげずともよき理解者となって下さっている方は、着実に増えているなぁ~
となんか実感があったんですよね。

もちろんリツイートが「同意」とは限らないですけど、
炎上した時のリツイートってこんな感じじゃないので、
「応援してくれてるんだな~」って気になりました。

薬物依存問題って、非常にナーバスなので、
表立って、なかなか発信出来ないですよね。
だって、この問題でたまたま高樹沙耶さんが発言したら、
大炎上してましたもん。

で、昨日「相棒」のプロデューサー方お電話頂いた件も、
ツイートしたら、とってもリツイートされているんですよね。
なので、喜んでくれてる人達も沢山いるんだなぁと嬉しくなりましした。

新しい考え方を、嫌う人はいつの時代も一定数いますよね。
でも慣れちゃえば、その考えが当たり前になる。
うつ病なんて良い例ですよね。
昔は「怠け病」と言われてのに、今じゃ病気と分かってない人は、
それほどいないですよね。

だから薬物問題も今私たち依存症界が訴えている
「ハームリダクション」や「社会復帰」という観点も、
皆が慣れるまで言い続けるしかない!と思っています。

そして嫌になって潰れないためには、
このサイレントマジョリティの方向性を感じる事。
大丈夫守られてる!と思えると大胆な行動に出られます。
びくびくすることなど、なくなります。
お陰様です。

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三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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