依存症とエンタメ:「今も彷徨うアングリマーラ」です

公開日: 

皆さん、昨日のブログをアゴラさんに掲載して頂きましたので、是非ご一読下さいね。
ついにこんな事件が…母はゲーム漬け!1歳乳児衰弱死です

ところで、皆さん海外の映画やドラマをみていると、
依存症の話しがよく出てくるなぁ~と思いません?
私も、マスコミの皆さんに取材を受けた時なんか記者さんに
「自助グループって知ってます?」ってお訪ねするんですけど、
そうすると大体皆さん「あ~あの外国映画に出てくる?」って言われるんですよね。

私がパット思いつくだけでも、自助グループのミーティングが出てくる映画って、
「ブラッド・ファーザー」主演 メルギブソン (AA)
「フライト」 主演 デンゼルワシントン (AA)
「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」(GA)
「28DAYS」 主演サンドラブロック (AA)
「レイチェルの結婚」 主演アン・ハサウエイ(NA)
など色々ありますよね~。

それに比べて日本ってなかなかそういう作品が出てこないよなぁ・・・
もどかしく思っていましたが、最近やっと少しずつ増えてきましたよね。

映画「カノン」はアルコール依存症の母のお話しでしたし、
ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」はミーティングそのものが取り上げられました。
ホント自助グループのイメージがよくなる作品が、日本でもどんどん生まれて欲しいなぁ~と思います。
どうか是非「ギャン妻」も映画化ドラマ化して下さい!

そして現在は、薬物依存症の家庭を描いた映画「まっ白の闇」が公開中です。
ヒットして欲しいですね!
まっ白の闇

さてそんな中今日は、なんとアルコール依存症の自助グループの模様を描いた、
お芝居があるというのを知り、早速観て参りました。
それが劇団竹主催「今も彷徨うアングリマーラ」です。
今も彷徨うアングリマーラ

なんとこの劇団の主宰者であり脚本と演出をなさっている、
竹林林重郎さんってAAメンバーだったそうなんです!

このお芝居アスクの今成さんが発見され、私に教えて下さったので、
映画、舞台大好き人間の私、早速行って参りました。

お芝居の内容はですね、自助グループが舞台ですけど、依存症の啓発ってな感じではなく、
むしろ全然止まってないアルコール依存症者の世界観を、
めっちゃくちゃデフォルメしたようなお話しです。

「あぁ~わかるなぁ~」って所と、ただただ爆笑ってなところ、
あとですねギャンブルではあまりありませんけど、
アルコール・薬物では時々おこる、俗に言う13ステップ・・・
つまりまだ回復してない時に起こしちゃう、
メンバー間の恋愛のドロドロした話しがでてきます。

この舞台を一言で端的に現わすなら「ぶっ飛び~!わはは~!」・・・こんな感じです(笑)

で、終わってから、さっそく竹林林重郎さんをお探しして、
お目にかかった所、びっくりなことに私のことをご存じだったんです!
それは何故かというと、主役をつとめられた寺部智英さんという俳優さんが、
なんと!なんとなななんと!グッドプレス賞の授賞式にお越しいただいていたんだそうです。
ひぇ~!そうでしたか~。とっても有難いご縁ですね~。

この竹林林重郎さんという方、おしゃれなアルコホーリックさんで、
普段のお芝居もLGBTや自殺などのメンタル系なものをなさっているんだそうです。
「えぇ~!面白そう!是非、今後もご案内下さい!」
とお願いして参りました。
一緒に、お写真撮って頂いたのでUPしますね。

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このお芝居、手作り感満載のパンフレットが頂けるんですけど、
これが自助グループの体験談集のようで面白い!
とくに「林重郎のアルコール史」ってところ、むさぼり読んでしまいました。

S__46628871

仲間でこんな風にエンタメ系で活躍している人をみると、
めっちゃくちゃ応援したくなります。
私、日本の依存症系エンタメプロデューサーになりたいなぁと思っているんですよね。

自分が企画主催するのも好きですけど、応援するのも好き。
小澤監督の様に、応援しながら応援され、
一緒に絡みつつWinWinになるのが一番好きですけど。

さっそく「次は、ギャン妻でお芝居作って下さい!お願いします~」
とお願いして参りました。
そしたら、仲間で連日満員にしてみせますよね~皆さん!(笑)

この舞台、日曜日までしかやっていないそうです。
ただですね~、私としてはアルコールの当事者の方にはお勧めできません。
飲酒シーンが多いので、トリガーになる心配が・・・。
ギャンブラー及びギャン妻なら全然安心ですので、
仲間の皆さん、是非観に行って、AAの仲間の活躍を応援しましょう!

そして竹林さんに、ギャンブラーの仲間です!って伝えて頂くと、
Hugのサービス位あるかも~!?
・・・って私が今、勝手に言ってるだけですけど(笑)

あのですね、あんまり多くは語っちゃいたくないんですけど、
この舞台「Hug」がキーワードだと私は思ってます。
この「Hugシーン」、普通の人には爆笑シーンなんですけど、
私は、ちょっと泣きそうになっちゃいました。
親にアディクション問題があったACなら絶対分かるこの意味・・・
答えは、是非舞台でどうぞ!

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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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