今日は、考える会の基礎講座を、福島県は会津若松市で開催しました。
50名を超える参加者、地元TVや新聞の取材もあって、
福島県内では人口密度第4位の市での開催ではありましたが、
とても盛り上がり嬉しい限りです。

福島は、なんというか故郷に帰るような感じがする県で、
今日もまた、温かい仲間の応援を受け、
ノリノリでセミナーを開催させて頂きました。

おまけに本日セミナーに参加された方が、
自助Gにも繋がったようで、それげ何よりの喜びです。

依存症について正しい知識を身につけて頂き、
解決策を掴まれることを願っています。

今日はですね、福島に向かう途中で、すごく残念なことを仲間から聞いたんです。
それはですね、某超大手新聞社さんの人生相談欄に、
ご主人のギャンブルによる借金問題の相談が載っていたんだそうです。
それが奇しくも福島の方のご相談なんです。

で、その方はご主人の度重なる借金問題を嘆き、絶望し、
とても苦しんでいらっしゃいます。

ところがその回答に、某有名芸能人（歌手）さんが起用されていて、
そのお答えが実にお粗末な、ひどい内容なんです。

「賭けごと大好きな旦那さん。
そのために大変だった人生はそれなりにドラマチックだったんじゃないですか？
大人になれない男の子には、大人のあなたが必要だったんでしょ？」

なんなんですか？これ？恋愛相談？
もしくは、茶化し、ひやかしているのでしょうか？

このタレントさんは依存症のことなど、
そして家族の苦しみなど知るよしもなく、過小評価し、
理解不能の自分独特の世界観を押しつけています。

いえ、タレントさんの責任というより、
こんな依存症に門外漢のタレントさんを、有名人だからといって、
起用する新聞社の担当責任者さんに腹がたつんです。

この新聞社の記者さんともお付き合いも御座いますけど、
真摯でご立派な方です。
でも、これじゃあ、その方の努力が台無しになります。

この回答を見たご家族の苦しみはいかばかりでしょうか？
自分の責任なのだと、益々殻に閉じこもらないかと、
とても心配でなりません。

やはり私たちが啓発活動を益々頑張らねばと、
強く思います。

マスコミの皆さん。
どうか正しい情報の発信をお願いします。
依存症は命がかかった病気なのですから・・・

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