私を生きていくのさ!です
マザーゲーム本日最終回!
いや~終わってしまいました~。
先ほど、録画を見てですね~、まっオチとしては、
綺麗にまとまりすぎて、いかにもドラマですけど、
でもやっぱ面白かったですね~。
本当に私の話しかと思っちゃうドラマでした。
母親が父親は死んだと、子供に嘘つく所、
主人公の名前はKikoちゃんというところまで、
そっくりでした。
今はRicoと呼ばれてますが、かつてはKikoと友人に呼ばれていた私、
何よりも、セレブな幼稚園ママに囲まれ、
一人卑屈にコンプレックスの塊だったあの頃。
いや~旦那はギャンブル依存症と分かり、
こっちは買い物依存症で、もう地獄でしたよね。
思うに「Very」「Story」という雑誌が刊行された功罪も大きいですよね。
あの雑誌から「公園デビュー」とか「シロガネーゼ」なんちゅう、
とんでも造語が生まれたんですから。
それまでの子育て世代の雑誌と言えばですね、
皇族が読むような、しっとりと落ち着いた
「銘品を扱っております」的な、
「婦人画報」「家庭画報」のような別格の雑誌か、
「すてきな奥さん」「主婦の友」みたいな、
節約命です!といった超庶民な雑誌のどっちかだったんですよね。
ところが、ブランド物競争で育った、
我々バブル世代の心をくすぐったのが、この2誌。
正確にはVeryの成功で気を良くした出版社が、
「そろそろVeryも卒業ね~」となってきた我々を、
またしてもおっかけてきて、更に年上向きの、
更に高級感を出した雑誌Storyを出版してきたんですよね。
この2誌のお陰で、再び競争心に火をつけた、
ママは大勢いたはずです。
どこまでも、バブルを引きずった私たち。
あくまでも「勝ち組主婦」であることを、
誇示し続けようと、バイブルのように読みふけっていました。
この2誌は、それまでの中年女性像を一気に変えたと思います。
まず、登場する主婦たちが、職業を持っていたこと。
しかも女医、弁護士、会社社長とカッコいい職業ばっか。
そして、そんな忙しい女性たちでありながら、
更に子供たちのお受験も突破していく姿が、
赤裸々に描かれました。
自分も名門女子大出でありながら、更に子供たちも同じ門をくぐる。
お受験の際のスーツや、持ち物、
さらにはお稽古に通うお洋服から、
子供のベビーカーをシュチュエーションで3台使い分ける!
など「どんだけ金かけるんだ!」企画が続々と打ち出されました。
颯爽と外車に乗りこみ、夏のバカンス特集では、
毎年の家族の海外旅行写真、
なおかつこれ以上ない位、子供を愛している母の姿、
そしてそのうち「ママだって恋はしたい」と、
現在の美魔女ブームにまで続いていくのです。
病み病みだったあの頃、
素敵な幼稚園ママにも反応してましたけど、
あの雑誌の世界にもどれだけ歯ぎしりし、
自分で自分を打ちのめしていたことでしょうか。
私たちバブル女子で、私のような青春を過ごした人なら、
きっと分かってくれると思うんですけど、
ああいう雑誌に出てくる女性陣て、
実は若かりし頃、JJとか、さらにはもっと古くはFine
なんかにも載っていた女の子が、
また年取って掲載されたりするんですよね~。
あなたの友達にも居たでしょ!?
JJからVeryに登場してきた女の子が。
可愛い女子は、老けても可愛いのがいっぱいいてですね、
当然そういう女子がRichな殿方を捕まえて、
可愛い遺伝子を残していったりする訳ですよ。
もう私なんぞ憤死しそうな位、悔しかったですね~。
同級生にお人形のように可愛くて、
超お金もちのお嬢さんで、中学から私立に行って、
さんざん雑誌に取り上げられていたかと思ったら、
そのうち某六大学のミスに選ばれてですね~、
ちらちらTVにまで出ていた子がいたんですね。
まぁ今なら女子アナになっていても、おかしくないパターンですよね。
なんて言うんですか、そういう友達って、
内心羨ましくって、どうしてこうも違うんだ!と自分を嘆き、
一緒に居ると苦しく惨めなんだけど、
「その子と知り合い」ってのもまた自慢だったりして、
ものすごい複雑な、卑屈な心境なんですよね。
六本木の黒服に「今度連れて来てよ~」なんて言われたりしてね。
で、その子がまた、出てくるわけですよ。
大人になっても、VeryやStoryに相変わらずの美貌を引っ提げて。
もちろんセレブママになってですね。
考える会のシンボルマークを作ってくれた、
高校の同級生も、これまた美貌の女社長ですから、
まぁ彼女も才能あふれる読モとして、
しょっちゅうこの雑誌に登場してました。
最近は全く会っていませんが、
当時つるんでいた25年来の親友も、
東宝にスカウトされて、沢口康子ちゃんか彼女か?という位の、
美女だったので、彼女もよく取材されてたりして、
まぁ華やかなお友達が多かったですね。
そしてこの私、家がらもお金も美貌も、
な~んも持ち合わせていない、
高いプライドと低い自尊心を持った、
依存症者な訳ですよ。
はぁ~・・・よくもまぁ生き抜いてきたと思います。
よく地方に生きていると、
相談に繋がりにくいって聞きますけど、
確かにその悩みも良く分かります。
でも、私のような青春を過ごした女子たちも、
別の意味で、繋がりにくいと思うんですよね~。
本当にしんどい生き方でした。
今なんてもうぜ~んぶバラしましたから、
な~んも恐れることなんてありません。
見栄を張る必要もないし、
「ブランド物全部売っちゃってさ~な~んもないんだけど、
年取ったら、あんな使いにくくって重いBagも持たないから、
まぁ丁度よかったわ~」なんて大口開けて笑いながら話してます。
正直になっちゃうと楽ですよね。
ドラマ「マザーゲーム」
Superflyさんの主題歌「Beautiful」も、
とっても素敵な曲でした。
「世界で一つの輝く光になれ
私で良い、私を信じていくのさ
遠回りしても、守るべき道を行け!
私で良い、私の歩幅で生きてくのさ」
「マザーゲーム」は、
リアルマザーゲームを卒業した私に、
今の本当の豊かな暮らしを、
改めて教えてくれました。
私は、私を生きていくのさ!
これからもずっと、この私と付き合っていきます。
堂々とね。
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