昨日、相談に関わっていた、
ゲーム依存症の男性が自死されました。
享年30歳。
大変、残念で悔しく、自分の無力さを痛感しております。

どんなに頑張って、全力を尽くしても、
届かない時があって、
するりと手のひらから、こぼれおちるように、
依存症者は死を選びます。

そんな時、この仕事は本当につらい、
逃げられたらどれだけ良いだろうと思います。

でも、どんなにつらい出来事に見舞われても、
自分を突き動かす何かが、自分の中にあって、
仲間が、死を賭して伝えたかったメッセージを、
真摯に受けとれ！感じろ！
お前が何をするべきなのか考えろ！と、
自分の中の、最奥の声が叫び続けるのです。

逃げるな！前を向け！
死を無駄にするなと、
魂が叫び続けるのです。

引き受けろ！
悲しみも、辛さも、悔しさも、むなしさも、
全部引き受けて、そこから何かを生み出せ、始めろ！と、
身体の真ん中にあるマグマが、
私を突き動かすのです。

因果な仕事、因果な性格だと思います。
何も、こんなに辛い役割を引き受けなくてもいいじゃないか、
何も、こんなに重たい責任を引き受けなくてもいいじゃないか、
何も、こんなに割にあわない仕事をやらなくてもいいじゃないか、
損得勘定を考えたら、絶対にこの仕事を辞めた方が、
得だし楽だと思います。

でも、絶対にそうしない、そうできない自分がいるのです。
何かが、私を突き動かすからです。

実は、先月も「息子がゲーム依存で自殺した」
というご家族が相談会に見えて、
もっと早く依存症のことを知っていれば・・・
と悔まれていました。

最近とみに増えてきた「ゲーム依存症」。
実は、これまであまり顕在化していませんが、
私の直感ですが、この依存症はこのまま何の対策も打たなければ、
大変なことになる・・・という気がしてなりません。

やるべきことがあるはずだ、
神さまの意志はどこに？
ずっと自問自答しています。

あなたの死を絶対に無駄にはしたくない。
あなたが死を持って、私に伝えたかったことは何？
私は何をすれば良いの？私に何をさせたいの？

どうか私に教えて下さい。

ご冥福をお祈りいたしております。
合掌

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