私の所には、普段様々な相談が寄せられます。
スポンシーから、スポンサーシップについて相談されることもありますし、
もちろんビギナーさんからの相談も来ます。

インタベンションのご相談や、
マスコミさんからも問い合わせがありますし、
講演会の相談なんていうのもあります。

そして最近とみに増えたのが、
「今、施設に入っているんですけど、就労について相談したい。」
「今、施設でこんなこと言われてるけど、従わないといけないのかな？」
というご相談ですね。

何故なら、親御さんもそうそう施設費が持ちこたえられませんから、
「もうそろそろ就職して欲しい」となるのは、当然の流れだと思いますし、
お金に関して家族にもできることと、出来ないことがあるワケですから。

本人には回復して欲しいけれど、だからって、
自分が餓死する訳にも行きませんからね。
できることの中で、取捨選択していくしかない訳です。

そして、私ほど微に入り細に入り、
家族支援を行っている所もないですから、有難いことに、
まぁどんどん皆さんからの相談が入ってくるわけですね。
仲間の口コミで、「とにかくRicoさんに相談してみたら？」と、
信頼して言って貰っているんだと、感謝しているので、
その信頼に応えるべく、相談には真摯にあたってます。

そんな中で、なんかですね～、最近本人の回復をネタに、
脅しとしか思えないようなことをご家族に伝えて、
お金をぼったくっているような施設があってですね、
相談を受けていて腹が立って仕方ありません。

もう、そんな所はさっさと出したらどうですか？
とアドバイスすることにしています。
いくら回復にお金がかかるといったってですね、
他の治療施設と比べてみたって大体のことはわかるじゃないですか。

入寮費以外で、オプション的に法外な値段を請求されても、
ご家族だって困りますよね。
おまけに、退寮後のアフターケアにまで、
金銭を要求しだした・・・なんて話も聞こえてきて、
一体どうなってるの？？？と、あきれています。

そもそもそういう施設の経営者は、
家族だって仲間なんだ！という意識があるのかな？と思います。
家族は本人の犠牲になるべく生まれてきたわけでもないし、
協力しあうことが大切じゃないですか。

もちろんボランティアで、回復を提供なんてできないですけど、
社会の偏見と無支援の状況で、
肩を寄せ合い助け合ってる私たちなんですから、
家族の負担も極力減らしてあげたいと、
普通は考えますよね。
良心と愛情があるならです。

ご家族が爪に火をともすような暮らしをしていること、
痛いほど知っていますから、私。
だからこそ現状を打破したいと、
それこそ寝ずに、世論を喚起させたいと必死になっている訳です。

そして、私も痛み分けをしたいと思って、
就労支援ハウスを立ち上げている訳です。
これはですね、完璧に赤字事業なんですよね。

東京でハウス立ち上げるのは、なんせ家賃が高く、
初期費用がかかりますから。
今月なんぞ、自分の手元に残ったお金が4万円しかなく、
焦ってるというか、笑っちゃうというか、
これでどうやって来月末まですごそうかなぁ・・・と、
まぁ、そんな日々を過ごしているんですよね。

でもまあ、私ってこういうお金の綱渡りみたいなものが、
結構平気で、楽天的なんですよね～。

これから先、事業が軌道に乗ってお金が回るようになっても、
多分、私はどんどん社会と仲間に還元しちゃうと思います。
それやってる間は、神様が助けてくれると信じていて、
私利私欲に走って、溜めこんだり、高級外車を何台も乗り回したり、
全身をエルメスで固めるようになった時は、
私の終焉の時だと思っています。
ビックブックを信じていますから。

豊かさって、魂の豊かさで決まると思うんですよね。
家族の仲間を大事にしてくれない施設なんて、
私、大っ嫌いだし、軽蔑しますね、心から。
まぁそういう施設からはこちらも
嫌われてるかもしれませんけど～(笑)
私はぜ～んぜん気がつかないので、ノープロブレムです。

とにかく、嫌われようとなんだろうと、
私が守っちゃうもんね！って思ってて、
「家族がお金に困ってるなら、本人に東京に来るように言いなよ～。
最低の家族負担で、社会復帰しながら、
自助グループを習慣にできるように、
できるだけの面倒は見てあげるからさ～」
と気軽に言ってます。

気軽に言ってますけど、かなりちゃんと気は配ってますよ。
なんせ東京にはネットワークがバッチリありますから。
自助グループだけじゃなくて、その人の適性も見て、
就労支援や、必要なスキルを考えて提供してます。
たけとさんもいますしね～。

グレースロードの運営をお願いした方とも、
このお金にきっちりけじめをつけてることと、
私の家族の立場を良く分かってくれてることが、
何よりも信頼関係を築けた原因だと思ってます。

万が一、インタベンションしてきても、
飛び出しちゃった場合は、入寮費15日未満は日割り計算で、
返金してくれると言ってくれたこと。
「15日以上になったら1ヵ月分貰いますね」と、
説明してくれた時には、感動すら覚えました。

入寮費の内訳を、クライアントにも説明してくれること、
安い入寮費でも、グレイスロードを作る時は、
極力、美しい環境を作ってくれたこと、
などに心から感謝しています。

お金は、人を変えてしまう劇薬です。
人を幸せにも不幸にもします。
お金には、使う人の品と徳が現れると思います。
振り回されないためには、魂をお金に明け渡さないこと、
もうこれしかないと思っています。

誰かを不幸にしたり、犠牲にしてでも、
自分のためにお金を得たいと思ったら、
それはもう精神的リラプスであって、
回復し直すしかありません。
治療施設のスタッフは無理ですね。
辞めた方が、皆のためになると思います。

どんなにあくどいことをしても、
誰にもばれないと思う感覚は、
自分の依存症が周囲の人間にばれていないと思っている、
病気真っ最中の、依存症者そのものですね。

こんな狭い世界で、そんな訳ないじゃないですか。
仲間に不信感なんてあっという間に伝染し噂になりますよね。
だからこそこうして私も耳にし、怒っている訳ですから。

お金で魂を汚さないためには、常に仲間の中にいること。
ミーティング、スポンサーシップ、プログラム。
これのどれか一つでも欠けたら、
少なくとも回復支援者ではいられないと思います。
まして全部やってなかったら言語道断ですけど(笑)

このブログを読んで、「Ricoさんそこまでハッキリ言うの？」
とドキドキしている人が沢山いることでしょう。
はい、言います。

何故なら、今の私は「何かされたらどうしよう・・・」と、
妄想の世界に怯えている、小さな子供のような私でもないし、
自分の役割と、使命感を持っています。

保身に走らず、たとえジャンヌダルクとなって、
自分は、火あぶりの刑にされたとしても、
先頭に立って、仲間を守り、嫌なことは嫌とハッキリ言おう！
勇気をもって、立ち上がろう！
と、言い続ける人間でありたいと思っているからです。

リーダーがビビってたら、仲間なんか助けられっこないです。
本人がまた滑ったらどうしよう・・・と悩むあまり、
自分が犠牲になり、お金もなくなり、全然楽しく生きられず、
具合が悪くなってる仲間がいると知ったからには、
ちゃんと言いたいことは発信します。
「不安と恐れにつけこまれるな！」ってね。
大丈夫、神様見てます。

どんな難題でも、仲間がいる限り、
そして仲間のためなら、必ずクリアしてみせる！
今の私は、そう言いきって立ち上がる勇気があります。

さぁ、今日も新しい朝が始まりましたよ。
皆、人生をHappyに過ごしましょうよ！

なんだか、言いたいこと言ったら、
益々元気になりました。
ちっとも眠くなくて、すがすがしいです！

でもちょっと仮眠しようかなぁ～(笑)

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