希望のバトンです
皆様、新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
お正月をいかがお過ごしですか?
私は、義父のお墓参りに出かけ、その後夫と子供たちと映画に行き、
やっと「スターウォーズ-ローグ・ワン-」を観ることができました。
ちなみに夫と息子は今日が2回目。
これがまた新年の幕開けには実にふさわしい映画でした。
スターウォーズファンなら良くご存知かと思いますが、
今回のローグ・ワンは、最初に公開されたエピソード4の導入に繋がる、
ちょっと本題から離れたお話なんですね。
でもこの不朽の名作スターウォーズのお話しが、
「なるほど~!で、あの第1作目につながるわけね!」
と納得できる仕上がりになっているんです。
で、何故これが新年にふさわしいかと言えば、
それは、キーワードに「希望」があるからです。
スターウォーズの素晴らしさは、フォースという我々で言うところの、
ハイヤーパワーという希望を信じて、悪の帝国軍に支配されてしまわぬよう、
勢力的には押されっぱなしなんですけど、反乱軍が闘い続ける所にあります。
ローグ・ワンは、あの第1作のスターウオーズに繋がる、
若かりし頃のレイア姫であり、先日亡くなったキャリーフィッシャーさんが、
誇らしげな笑顔で「希望です」と答えるセリフで終わります。
もうね~、このシーンで私、キャリーフィッシャーさんの生き様と、
レイア姫の役柄かかぶっちゃって、滂沱と涙がこぼれましたね~。
「あぁ~!キャリーフィッシャーさんに日本でメッセージを運んで欲しかった・・・」
それが叶わなかったことがかえすがえすも残念でなりません。
というのもレイア姫で一躍有名になったキャリーフィッシャーさん
実は、双極性障害と、アルコール・薬物依存症からの回復者で、
自分の回復のメッセージを米国で発信し続けた人なのです。
映画解説者の、町山さんが2008年にキャリー・フィッシャーさんの生涯について、
語っていますので、是非是非こちらをご一読下さい。
町山智浩 キャリー・フィッシャーを語る
ねっ!すんごい人生でしょ。
なんとさらに知ったエピーソードなんですけど、
我々世代の方だと「ブルースブラザース」っていう大ヒットしたコメディ映画を
良くご存知かと思うんですけど、あの映画にも出演した際に、
共演者でブルース兄弟を演じたジョン・ベルーシさんやダン・エイクロイドさんらとドラッグに溺れ、
病院へリハビリに通う生活を送っていたんだそうです。
すごいですよね~、映画の共演者皆でドラッグやってたなんて!
あの映画もう一度観たくなっちゃいました。
で、キャリーは「ミーティングなんか行きたくなかったんだけど、行かなきゃならなかった!」
って言ってて、そういった経験をカミングアウトしたことから、
同じ病気からの回復者たち、つまり海外の我々の仲間達からですけど、
キャリーフィッシャーに対する追悼メッセージが沢山Twitterに寄せられたんですね。
「ありがとうキャリー・フィッシャー。あなたは精神疾患の強いスティグマを取り除いてくれた人」
なんて、メッセージが溢れていて、もうそういうの読むだけで、感激で泣けてきます。
是非、ご興味のある方は、Twitter検索してみて下さい。
訃報と作品公開が重なったこともあり、より
スターウォーズのメッセージ性を強く感じ、
この映画を一年の最初元旦に観たことは私にとって、
非常に意味のあることだったと思っています。
常々私も、私たちの代で、ギャンブル依存症問題をなくすことなんてできないけれど、
この病気の悲劇ではなく、希望の側面を次世代に繋いでいきたいな!と思っています。
そして我々世代は間違いなく、望むと望まざるとに関わらず、
この問題の草創期に生まれてきました。
ゆえに道は困難だけれども、だからこそのやりがいもあるし、
希望を信じて道を切り開いていくしかないよね!と思っています。
さあ新しい年の幕開けですね!
今年も希望を信じて、困難にいちいちめげずにやっていきましょう。
May the Force be with us.
The Force will be with us, always.
本年もご指導ご鞭撻のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
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