川崎中一殺害事件に思うことです
今、日本中の方が、川崎で起きた凄惨な事件に注目していると思いますが、
私は、同い年の息子を持つ身として、
あまりの所業に聞くに耐えがたく、あのニュースが流れると、
チャンネルを回すようにしています。
お母様は、離婚されて5人の子供さんを育てていた、
とのことですが、働き過ぎで、忙しくて、
子供の様子を見てやれなかったと悔んでいるとのコメントを見て、
自分を責めているお母様が切なく、悲しく、
「あなたは精一杯やりました」と、心の中でお伝えしました。
依存症やひきこもりの問題に関わっていても思いますが、
家族の問題は、家族だけでは解決なんかできないです。
日本人は親の責任論が好きですが、
子供だって人格を持った人間ですから、
中学生になった子供を、どうにかしようと母親一人が悪戦苦闘しても、
自分の思い通りになんかできません。
ましてや、母子家庭で経済的にもひっ迫していたら、
尚のこと余裕もないことでしょう。
日本には、もっと様々な家族の問題に、
介入できる人を育てるべきだと思います。
そして家族神話、家族責任からいい加減脱却するべきだと思います。
あと行政を動かすことだけが、解決策でもないと思います。
こういうことがあると、教育委員会がどうのこうのという話になりますが、
今も昔も、教育委員会の動きが迅速になるとは思えません。
お上に、初期介入を期待することに、そもそも無理があると思っています。
もっと報道も変わるべきだと思います。
気になるお子さんや、ご家族があったら、
ちょっと踏み込んでみても良いんじゃない?
という論調に代わって欲しいと思っています。
そしてそれを許す社会であってほしいと思います。
間違ったり、誤解だったら、あやまればいいじゃない。
間違われた時は、それはそれで許そうよ。
何も失った訳じゃない、むしろ大事に心配してくれたんだもん。
こんな人間関係が、世論や報道の変化で、
高まっていくといいなぁと思います。
何度も言いますが、家族の問題を、
家族だけで解決することは、無理です。
実は今日、子供たちの中学のPTA総会で、
私も、ある係りの係長を務めている関係から、
この総会に参加してきたんです。
母親役を取り戻す時間ですね。
そして、仕事ではない、依存症関係ではない、
普段とは違った人間関係に身を置く時間をもったら、
実にリフレッシュされたんですね。
で、ママ友とたわいないおしゃべりに興じていると、
いかに自分が恵まれたネットワークに身を置いているか、
いかにママ友たちに支えられてきたか、実感することができました。
都会のど真ん中で学校生活を送る子供たちですが、
逆に、その恩恵と言えるかどうか分かりませんが、
特に、息子の学年は人数が少なく、
小学校も1クラスで6年間クラス替えがありませんでした。
そして、そのまま多くの仲良しママ達と、
同じ中学で再び顔をあわせることになりました。
本当に良いママ友ネットに恵まれたと感謝しています。
ものすごくいい加減な母である私を、
許し、支え、協力してくれるママ友に恵まれました。
PTAも最低の活動しか協力していませんが、
それでも会えば嫌味一つ言われることなく、
「あら~、久しぶり~」と声をかけてくれます。
最近はTVや新聞を
「観たわよ~」と言ってくれるママ友も多いです。
我が家の過去を、そういったメディアで全て知ったはずですが、
特にこれまでと変わることなく接してくれます。
時々、うちの息子と外で会った時の様子なども教えてくれたり、
学校で何かあれば、すぐに教えてくれるママもいます。
何度か子供たち同士で揉めたこともありましたが、
ママ友とのコミュニケーションが良いと、
そういった問題も早期解決ができます。
学校のことは、ママ友に頼り切って、
なんとか乗り切っています。
会えばすごく楽しいし、ママ友とのおしゃべりは、
私にとっては癒しです。
今回の中学生のママは、隠岐の島から引っ越しされたそうですが、
子供たちもママも環境の激変に、さぞかし戸惑ったことでしょう。
親しいママ友も出来なかったかもしれません。
学校も教育委員会も動いてくれない中、
ママ友のネットワークがないことは、どれだけ心細かったでしょうか?
犯人グループの情報もなかったでしょうし、
「うちの子が、あぁ言ってた、こう言ってたわよ~」
といった情報も入らなかったでしょうし、
「うちの子様子が変なの」といった相談も出来なかったに違いありません。
新入生ママにとって、PTAで知り合う上級生ママの情報ほど、
助かることはないのに、そういったことも聞けなかったのかもしれません。
くだらない、来賓や区議会議員との行事活動に翻弄される、
建前的なPTA活動なんかどんどん廃止して、
これからは、母親や父親たちで、
もっと地域の子供たちを見守るような、
PTA活動こそが必要だと思うんです。
もう少しだけ、他人の家庭のお節介を焼くような、
そんなネットワーク作りですね。
毎度毎度こういったことがあると、
学校やお上に対する責任論が必ず噴出しますが、
毎度毎度事件が起きているのですから、
期待しても無理!ということなのだと思います。
だからこそ機動力のある、
親達が連携し、問題の早期発見に貢献しよう!
というのが私の考えです。
子供は国の宝です。
救える命を救いたい・・・
親たちのネットワークによる介入も、
きっと有効だと思っています。
何にせよ、完璧な対策なんてありません。
だからできることは、どんどんやりたい、
全部やりたい・・・・
とにかく一歩を進めること。
そう思っています。
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事件の事は、心が張り裂ける思いです。親たちのネットワークによる介入が上手く出来ると良いですよね。私もPTAの会計や子供達の部活のお役を楽しんで色々やって入ました。ママ友ネットは母親自身の為にも、子供達の為にも大事ですよね。とにかく一歩を進めることですね。