シンポジウム開催!パチンコ依存症者の子供達です
皆様、お知らせがギリギリになってしまい申し訳ございませんが、
5/29(日)東京開催を皮切りに、
短編映画「微熱」上映会×ギャンブル依存症の家庭で育つ子供たちを守ろう!
~子供の貧困や虐待を考えるシンポジウム~
というイベントを開催致します。
映画「微熱」は、パチンコ依存症の家庭を描いた、
30分の短編映画です。
パチンコ依存症の家庭の様子、夫婦がどのように崩壊し、
子供がどのように巻き込まれていくのか・・・
とてもリアルに描かれた映画です。
そして映画上映の後、
子供の虐待や貧困をテーマにシンポジウムを開催致します。
東京のゲストには、再び貴闘力さんが登場して下さいます。
貴闘力さんも、お父様がギャンブラーでしたので、
今回は、生い立ちについて重点的にお話しいただく予定です。
貴闘力さんにはこんなポスターも作製頂き、
今回全面協力して下さっております。
本当に感謝で御座います。
シンポジウムの詳しい内容につきましては、
考える会のブログに書きましたので、
こちらをご一読下さい。
映画「微熱」上映会&シンポジウム
東京、大阪は本日より前売り券販売開始致しました!
前売り券 1000円
当日券 1500円と断然お得!
席に限りがございますのでお早めにご購入下さい。
このシンポジウム、自分でもよく開催にこぎつけたなぁと思うほど、
関係各所への調整が本当に大変でした。
テーマに「ギャンブル依存症の家庭で育つ子供の虐待と貧困」
を選んだので、なんといっても各地のイベントで、その土地にちなんだ、
パチンコ依存症のご家庭で生まれ育ったゲストを探し依頼するのが、
苦労の連続でした。
一日中ネットを検索し、親がパチンコ依存症だった・・・
なんていう著名人の方のエピソードを探しまくりました。
ネットサーフィンで、それこそ何日も何十時間も費やしましたね。
私、ネット依存にだけはならない自信があります。
いやはやホントネットサーフィンは疲れてますね。
全然ハマれないです(笑)
でもそのお陰で、素晴らしいゲストの皆さまに
お越しいただけることとなり、
本当に安堵致しております。
どうですか~、このゲスト。
東京の貴闘力さん以外にも、豪華なメンバーに、
お越しいただけることとなりました。
ウイキペディアなどでお調べいただければ、
お分かり頂けます通り、
どのゲストの皆さんも壮絶なギャンブル依存症の親御さんのもとで、
子供時代を過ごされ、とても大変なご経験をお持ちです。
そのご経験はきっとご来場者の心を打つことでしょう。
皆さん是非お楽しみに!
<大阪開催>
7 月 23 日(土)
ゲスト:桂 雀々様(落語家)
大阪国際交流センター 大阪カンファレンスルーム(小ホール)
<福岡開催>
9 月 3 日(土)
ゲスト:安田 由紀奈 様(プロボクサー&お笑い芸人)
福岡市市民福祉プラザふくふくプラザ(ふくふくホール)
<愛知開催>
9 月 19 日(祝月)
ゲスト:宗次 徳二様 (カレーハウス coco 壱番屋創業者)
刈谷市産業振興センター(小ホール)
チラシをダウンロードしたい方はこちらからどうぞ。
微熱上映会チラシ
このテーマずっとやりたかったんですよね。
ってか、今回限りでなく、今後もやり続けたいと思っておりますが、
やはり私自身が、ギャンブラーの子供であり、孫であり、
ギャンブルの問題がある家庭で生まれ育ったものですから、
それがどういう状況なのかを伝えたかったんですね。
私の場合、父は早々に離婚したので、
全く覚えておりませんが、祖父は毎日パチンコに出掛ける人でした。
我が家は、そのため本当に貧乏でした。
いつもお金のことで、もめごとが起こり、
大人たちは仲が悪く、ギスギスしていました。
私が子供の頃って、まだ普通にそろばんを使っている時代で、
しかも我が家で祖母が使っていたそろばんは、
時代劇に出てくるような、5つ玉のでっかいやつだったんですね。
ある日など、祖母はそのそろばんを母に投げつけ、
子供心にもびっくりしたことがあります。
祖母は、時々ものを投げつける人でしたし、
祖父は、大声で怒鳴りつける人で、
母は、とにかくヒステリックでした。
しょっちゅうお金のことで、ワーワー怒鳴り合い、
そのとばっちりで、私はなんでもかんでもダメ!ダメ!ダメ!
ホント貧乏にうんざりしてました。
でも、そういう怒鳴り合いや大騒ぎは、
「あ~、やだやだ・・・」と思いましたが、
本当に怖かったのは、私が寝た後に時々開かれていた、
家族会議でした。
でも、私は、そういう時に近所に住んでいる叔父が呼ばれたり、
なんとなく様子が変なので、
寝たふりをしていただけで、本当はこっそりと階段に座り込み、
大人達の会話を盗み聞きしていました。
それは大体、家賃の値上げとか、
度々襲ってくる不景気の波など、
にっちもさっちもいかない・・・となってくると、
大人たちは、コソコソと会議をするのでした。
そこでまた、祖父のパチンコの件で、
大抵、母と祖父が言い合いになったり、
「立ち退き」とか「不景気」とか「供託」「裁判所」
なんて言葉が、ひそひそと話されたりしていました。
私は、何度自分の住む所がなくなるのでは?
という恐怖にかられたか分からないです。
しかも実際何度もそうなりかけたと思います。
なんせ大家さんの家賃値上げプランに応じず、
というか経済的に応じられず、
立ち退きになりそうだったのですが、それに対して、
我が家は10数年に渡って、裁判所に「供託」という申し出をして、
なんとか住まわせて貰っていたのです。
でもその値上げで示された家賃の額って、たった3万円ですからね。
それが払えず、供託になったんですから、
どれだけ貧乏かお分かり頂けますでしょうか。
それがバブルの時代1990年ごろまで続いたんです。
いつもいつもハラハラドキドキしながら暮らしていた私。
映画の中で、耳をふさぐゆうちゃんは、
まさにあの頃の私です。
ギャンブル依存症にご関心のある方はもちろんのこと、
子供の貧困や虐待に関わる皆様にも、
是非、ご来場頂きたいです。
イベントの広報、シェア・拡散にもご協力下さい。
どうぞ宜しくお願い致します。
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