画期的な一歩です

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今日はですね~、すごいことがあったんですよ~。
なんとですね、某ぱちんこ業界団体の総会に呼んでいただき、
講演させていただいたんですよ。

なんだかいつの間にか、田中紀子VSぱちんこ業界
みたいな関係になって久しいですが、
私、別に恨み持ってるわけじゃないですからね~。

とにかく「話し合っていきたい!」と、ずっと思ってましたけど、
どういうわけかそれが全く上手くいかなかったんですよね。

でも、特にIR推進法が通る前後で、
ギャンブル依存症を取り巻く状況は大きく変わったし、
私も変わり、そしてぱちんこ業界も変わりました。

そんな中、ここ最近いろんな動きがあって、
今日、講演をやらせていただくに至ったわけです。

実は近頃、業界のことが多少わかってきて、
「なるほど~、ぱちんこ業界というのは、全然一枚岩なんかじゃないのね。」
ってことと、俗に言われる24兆円産業というのは、
やっぱ思ってる以上に、でかいんだなぁ~と思ったとこです。
だからこそ、全然意見がまとまんないんですよね。

だけどまとまんないならまとまんなくてもいいんですけど、
我々依存症業界との話し合いは必要じゃないの?
ってなことはずっと思ってます。
その方がお互いのためだと。

だって、こっちも、業界も現場があるのに、それ無視して、
内閣官房や警察庁だけで考えて、勝手に依存症対策打ち出すって変じゃないですか?
依存症なんて、現場でかかわったことがない人になんて、
何やったらいいか?なんてわかりっこないです。
ちゃんと関係者を尊重して作り上げていただかないと困りますよね。

だから机上の空論で考えてると、無駄も多いし、
下手すると既存の民間団体が圧迫されたりしちゃうわけですよ。
しかも仲間をもっと助けようと思って、
対策推進を!と活動してきた我々団体が、必死に訴えてきた結果、
予算を得られるのが、医者と精神保健センターだけって感じですからね。
そこがどんどん充実していって、もともと仲間たちがやっていた、
さまざまなNPOさんとか、そういったところがつぶれていったんじゃ、
申し訳なくて面目なさすぎですよ。

ぱちんこ業界さんだって、ものすごく追いつめられてるって聞きますけど、
その割にギャンブル依存症対策の状況なんか全然よくなってませんからね。

だから、ちゃんと話し合ったほうがメリットがお互いある!
ってのが私の考えです。
そりゃ、私を嫌ってる業界人が多いこと・・・
ってかそれが大半だってよく知ってますけど、
私以外、全国組織になってる団体が他にないんだから仕方ないじゃないですか。
感情は抜きで、対策は考えないと!

ってなことをずっと訴えているわけですが、そんな中今日は、
なんと、600人ものぱちんこ関係の業界人が話を聞いてくれた!
実に大きな一歩だと思ってます。
実現に奔走してくださった、業界の皆様、本当にありがとうございました。
開かれた心に感謝です。

もうね~、ここ2,3日、ずっとわくわくが止まんなかったんですよ。
今日も、めっちゃ楽しみでした。
主催者の方に、「あんまり緊張しないでね!」なんて言っていただきましたが、
するわけない!笑
私が緊張するのは、同じ依存症業界の大御所がいる時だけです。
まっそれも多少の緊張ですけど。

これで何かが大きく変わったりしないし、
いや、なんも変わらないかもしれないけど、
とにかくやれるだけのことはやってる!ってな感じがしてます。

ぱちんこ業界さんは、ホントは今が最大のチャンスなんですよね。
その辺のたてつけを今日の講演でご理解くださった方がいたらなぁと思います。
絶対に話し合いがあったほうがよい!
それは今の流れから言っても間違いないんですよ。
どうかこの大局が見える方が現れますように!

あぁ~でも面白かったなぁ~。
またやりたいな!
今度は、もう少し長い時間で、
質疑応答なんかも入れて、ガンガン攻撃的な質問が来る!
なんて、そんなハードな講演会いいですね~。

真正面から直球勝負。
それにまさる面白さはないですよね!
いらしていただいた皆様ありがとうございました!

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現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!
ギャンブル依存症対策を求める10万人署名プロジェクト

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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