医療はそれですむけど我々は長い闘いが始まる・・・です

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昨日のブログの顛末です。
拠点病院というからには連携をしっかりとって!です

昨日、なんとかやっとのことで、
捜索願を出せば、警察がつかまえて病院まで送ってくれる、
病院は本人が来れば入院させる・・・
というところまでこぎつけたにも関わらず、
結局、病院に連れて行ったら、
「入院させることはできない」となり、
親子揃って帰らされる羽目になったんです。

もうね~、ホントこんな危険な事平気でやっちゃう医療って、
マジで1ミリも信用ならない!と心から思いました。

そもそも何の連携もとらずに、
折角の回復の大チャンスをふいにした上にですよ、
再び病院がOKを出したから、多少強引な策に打って出たんですよ。

本人が友人と居るところに、警察に行って貰ったんですから、
友人に対するメンツもあるなか、
家族と「それでもやろう!」とこっちは決断した訳ですよ。
それは入院させてくれる前提があったからです。

ところがそんなリスキーな行動をした挙げ句、
約束があっさり反故にされちゃうってね~、
下手すりゃ本当に死人がでますよ。
なんでこんなにいい加減な対応なんですか?拠点病院が。

強硬策に打って出た挙句、本人とすごすごと帰されちゃうわけですよ。
今日は、本人も落ち着いている様子なので、
とりあえずホッとしましたけど、
「俺に恥かかせやがって!」と、病院出たとたん豹変したっておかしくないですからね。

この病院はギャンブル依存症者の実態を知らなすぎます。
ギャンブラーは白衣の前と、家族の前では全然違う別人格なんですから。

こういうことを知ると、今までギャンブル依存症やってこなかった病院が、
急に大した症例数もなく拠点病院になるって、本当に大丈夫?
と疑わずにはいられないです。
少なくとも我々の話しを聞きにくるくらいのことはして欲しいです。

さらにこんな風に、退院した途端、
家族が竜巻に巻き込まれてしまうなんて、
少しは責任を感じて、病院から出てきてなんとか力を貸して欲しいです。
訪問位してくれたっていいじゃないですか!(怒)

しかもご家族は全くのビギナーなんですよ。どうしたらいいか全然分からないんです。
何故、入院中にもっと家族を適切な支援先に案内しないんですか!
当会の電話番号くらい渡して下さい。

結局ですね、明日の夕方ご家族と私が会ってですね、
イチから作戦を練り直し、双方の安全を確保できる道を探る羽目になったんですよね。
たまたま近くに出張があったんで、時間作ることにしたんですけど、
あたしゃ先生方の奴隷じゃないんですよ。
なんで先生方がこんな高見の見物で、私が必死になんとかしようとかけずり回るのか?
本当に自分でも理解に苦しみます。

医療はそれでいいでしょうよ。
入院には人権問題もあるでしょうし、自分たちに汚点をつけたくもないでしょう。
でも、こっから家族と我々は心労と闘いの日々が始まるんですよね。
下手すりゃ、何年も何年も。
ファーストコンタクトが悪く、10年も回り道した仲間なんかザラに居ますからね。

救急病棟から精神科病棟への連携もしくは、
回復施設との連携さえあれば、
こんな苦しみや心労を味わう必要もなかったのに、
私だってこういう案件に関わるの恐いんですよ。
しかもどっからも予算なんか貰ってない、
手弁当でやってるんですよ。

だけどご家族はすがりついてこられるわけで、
「会って欲しい!会って貰えませんか!」
ってなっちゃうわけで、見捨てられないじゃないですか。

医療の尻拭いには、もう本当につくづくやってらんないです。
徒労感で打ちのめされてます。
これで拠点病院て、マジかと思います。

言っちゃいますけど、しかもここカジノの本丸と言われてるところなんです。

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