家族会です

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本日は、午前中「ギャンブル依存症+窃盗癖(クレプトマニア)」
午後は「ギャンブル依存症家族の会」があり、私も参加して参りました。

いや~、もう事務所にぎっしりで、ホント今、
家族会が元気です。
アノニマスグループとちがって、家族会は様々に自由に発言できるので、
情報も豊富で、長い付き合いになった仲間でも、
「へぇ~!そんな話し知らなかった!」
なんてことも飛び出してきて、これはこれでなかなか面白いなぁ
と思いました。

アノニマスグループが自分の回復プログラムに取り組むグループとすると、
家族会は、自分たちの回復+社会活動って感じで、
ちょうど断酒会さんの様なポジションでしょうか。
考える会は、社会活動や支援事業、啓発活動といったことが、
主な活動内容なので、自分の回復プログラム的な要素は全くないんですよね。
役割分担がちゃんとあるんですよね。

私は家族会では1メンバーに過ぎませんが、
考える会と家族会は、連携をとりあってお互いを補いつつ、
助け合っていけると良いなぁと思っています。

特に、家族会にはお父さんたちが沢山繋がっていますので、
自助グループとはまた雰囲気も違って面白いです。
自助グループには来ないお父さんたちが、
家族会ではやる気を発揮したりして、
やっぱちょっと社会との関わりっぽいことがあった方が、
お父さんたちには居場所感があるのかなぁと思います。

また、考える会だけで手が回らないことも沢山あるので、
これは家族会でお願いしま~す!
と、バンバン無茶ぶりもさせて頂いております。
振られた方は大変でしょうけど、
なんせ定期的に集まっている組織力があるので、
振っちゃえばなんとかしてくれます。

活動していると、面倒くさいことばかりです。
でも、面倒くさい事のりこえなくちゃ、
人間て成長なんかないですよね。
面倒くさいことから逃げてて、概念ばかり語ってても、
そんなのプログラムなんかじゃないです。

だから私は誰よりも面倒くさいことを引き受けるし、
ハードルあげてプレッシャーにバリバリ打ち勝っていくし、
新しい事を開拓していきます。
それこそがプログラムだと思ってますし、
私のそういう姿をみているからこそ、
仲間も手伝ってくれたり、
共に開拓し面倒を引き受けてくれるのだと思ってます。

考える会を立ち上げてもうすぐ4年。
バリバリやってきたら、家族会という新しいリソースが芽生え、育ち、連携ができ、
こうしてギャンブル依存症者の家族支援に広がりができました。

私は、こうやって「みんな!やろうよ~!」ってな感じで、
仲間に呼びかけ、大同団結して突き進むことが大好き!

目標としては、60歳までに各県に考える会の支部をつくることと、
同時に家族会と連携して、毎月1回の家族会を各県で開けるようになること、
そしてそれら外枠ができたら、今の私がやっているような、
講演や相談会を、地元の仲間が地元でやっていけるようになることです。
そのためにピアサポートにも力を入れていきます!

ホント、昔とは比べ物にならない位、様々なことに着手してるのに、
それがどんどんできるようになっちゃうんですから、
プログラムって実にすごいですよね。
人の5倍働けるようになるって書いてありますけど、
本当にそうなんですよね~。
私なんかそもそも、すんごい馬力で「ロケットエンジン」と言われてたのに、
それが5倍になったらどんだけできるんでしょ?
マジ、自分が楽しみです。

同時に、仲間たちも回復していくわけで、
そうなると最初は「自分の事だけ」だったのに、
自助グループのことができるようになって、
今は、家族会や考える会のことまでやっちゃうんですから、
このみんなのパワーの終結ってすごいですよね~。

昔、自助グループに「二つの帽子」という、私たちのように
自助グループメンバーと、その他の関連団体での立場ができた時の使い分けについて、
色々書いてある書籍をみても「我々には関係ない」とピンときませんでしたけど、
なんでああいう書籍が発刊されたのか?今になるとわかりますね。

「確かに!二つの帽子をかぶるようになる人が増えるよね」って。
だからこのことが詳しく丁寧に書かれてきたんだなぁと、
ビルとボブの時代からの成長の軌跡を、私たちも歩けているんだ!と嬉しくなります。

考える会ではどちらかというと、仕事の打ち合わせっぽいことしかやりませんが、
分かち合いや、情報交換など、自分とギャンブラーの問題に根差したこともやるのが家族会です
困っているご家族の方は、是非一度お越し下さい。
詳しくは、こちらのホームページをご覧下さい。

NPO法人 全国ギャンブル依存症家族の会

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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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