ギャンブル依存症等対策基本法が気になる今日この頃ですが、
仲間達の間でも、この法案の重要性がいまいちピンと来てない人も多いかと思います。
もちろん一足先に成立した、アルコールの法案についても、
アルコールの仲間たち全員が関心を持っているわけではないかと思います。

でもですね、法律が「できる」もしくは「ある」のと、
全く「ない」のでは、世の中の仕組みは雲泥の差、全く違います。
ストーカーだって、ＤＶだって、法案ができたから、対策が行われ、
警察だって動いてくれるようになったんですよね。
まだまだ不十分ではありますけど、
桶川の事件の時代と今では全然違う対応をしてくれるようになったのは、
皆さんも実感していることではないでしょうか？
法律とは育てていくものなんですよね。

自殺対策だって、法案ができたから予算もついたし、
予算がついたから、色んな調査研究ができるようになるわけですよ。
だからなんとしても基本法は作りたい所ですし、
今になって分かりますけど、アルコールの法案を作ろう！と、
立ち上がり先鞭をつけた、猪野先生や今成さんらのご尽力を、
心から尊敬しています。

そしてこのアルコールの法案があるお陰で、
ギャンブルもここまでこれたことは間違いないです。
私が最初2014年に「ギャンブル依存症対策基本法」の成立を！
ということを星陵会館のシンポジウムで呼びかけた時は、
まだだ～れも現実になるなんて思ってもいないし、絵空事・・・と思われたでしょうけど、
私は、やっぱりアルコールの先例があったから、
「これ作んないでカジノ作っちゃうのはヤバい！」と、直感的に思ったんですよね。

で、基本法の中味を見ていると、「啓発週間」というのがあるんですね。
今日はこの啓発週間のこと考えていて、
「でも色々な啓発週間やってるけど、じゃあすごくインパクトがあるか？
と言ったらあんまないよなぁ？？？」と思ったんですね。

我々の間でも、いつも言われますけど、関係者しか気がつかないものも多い。
そこが大きな課題ですよね。
平成28年の愛知県の人権週間のポスターは結構バズったけど、
他なかなかインパクトのあるものって記憶にないですよね。
愛知県人権ポスター（平成28年）

そうそう、余談になりますけど、なんでせっかくこんだけバズったのに、
お役所って「無断転載は禁止」なんてつまんない規則作るんですか？
なんのために？？？
みんながガンガン自分のブログなんかにUPしてくれてこそ、啓発になるじゃないですかぁ。
もうね～役人の「つつがなく」って発想やめたほうがいいですよホンマ。

んで、ギャンブルの啓発週間って何やったら認知されるかなぁ～と思った時に、
そうだ！啓発週間の間の1日だけでもいいから、
「No Gamble Day」って作ったらいいんじゃないの？
って思ったんですよ。

1年365日のうちですよ、1日くらい一切ギャンブルをやってない日があったって、
別に良くないですか？
公営競技とぱちんこ屋さんをその日はお休みにする。
社員の人も休日がとれていいじゃないですか。
売り上げは下がるかもしれないですけど、
依存症対策としても効果があるんじゃないかなと思います。

ギャンブル産業の売り上げが下がったって、
その分、依存症の社会負担が減れば、社会的にはメリットある訳ですからね。

そもそも私、ぱちんこ屋さんが「定休日」を作る！
っての良い対策だと思ってるんですね。
それと営業時間を短くする。
床屋さんとか美容院がやっているように、
例えば「毎週火曜日は定休日」にしたらどうでしょうか？

だって、エビデンスからいっても
本人、家族申告による排除って、効果が上がってるってでてるんですから、
だったら強制的に毎週1回は休肝日ならぬ休ギャン日を作れば、
予防的側面から言っても、かなり効果があると思うんです。

でもこれはそう簡単にはいかないでしょうけど、
年に1回　啓発週間の時に、No Gamble Dayを作るってのは、
国民だって賛成してくれるんじゃないですか？
できればそれを土日にあてて、家族が一緒に過ごせるようにする！

私もサービス業だったから分かりますけど、
土日ってなかなかお休みとれないですから、
従業員さんだって、たまの土日休みって欲しいんじゃないですかね？

どうです？このプラン。
しかも啓発週間としてめっちゃインパクトあると思いません？
全国の街のパチンコ屋さんの入口に、
「ギャンブル依存症啓発週間～No Gamble Day～のため本日休業」
と書いて、啓発週間のポスターを貼って貰う。

ね！絶対インパクトあるでしょ！
基本法が通って、啓発週間ができたら、是非実現したいなぁ～と、
今日は一日妄想してました（笑）

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