ギャンブル依存症対策はシートベルトの様なものです
明日、ギャンブル等依存症対策基本法の修正法案が提出される見込みですが、
自公維、再び協調探る ギャンブル依存症対策で修正合意
全会一致でサクッと決まった、アルコール健康障害対策基本法に比べて、
成立までまだまだ波乱含みでドキドキですね~。
なんとか今国会で基本法は成立して欲しいです。
先生方、どうかよろしくお願い致します。
さて、ココ連日NHKの放映の問題で、ギャンブル依存症対策のことを伝えておりますが、
何故か、こういう発信をすると、産業自体を否定された!
と思う人達がいるのが不思議でならないです。
あげくには全員が依存症になるようなことを言うな!とか、
自分はならなかった!とか、自分のまわりにもいないぞ!とか言われるんですけど、
そりゃ、ならない人はラッキーでしたけど、なる人もいるんですよ。
だからその人達がならないように対策して欲しいって話ですよね。
でそのギャンブル依存症のリスクに、オーストラリアの研究者が
・10歳未満でギャンブルを開始すること
・大人がギャンブルをしている場面に常にさらされていること
・ギャンブルをしているときにアルコールまたは薬物を使用すること
・ギャンブルをする家族や友達がいること
・ギャンブル依存症の家族であること
などをあげているんです。
で、実際我々の経験値からもこの説はあたっています。
だからね~、本当にギャンブル場と子供の関係は、
真剣に慎重に考えないといけないんです。
そして、世界的な水準から見て、日本は発症率が高い訳ですから、
ちゃんと依存症対策をやってその水準を下げてくださいね!と言ってるわけです。
ちゃんと読んでも頂けない人達とは、言葉が通じ合わないので、
スル―するしかないですけど、
せめてギャンブル産業の運営側の人には、理解して貰いたいですよね。
ってか法案ができれば、その辺もうやらざるを得なくなるので、
今までのように、シカトされることがなくなるとは期待しているんですけど、
なんでアルコールの事業者は、話し合いができるのに、
ギャンブル産業は逃げの一手で、話しあおうともしないのかなぁ~と不思議でならないです。
だけど今や政府はカジノ一色ですよ。
カジノ通すためならなんだってやる!ってな勢いなんですから、
産業側はこのままではいられないんですから、絶対話し合いをした方がいいです。
それじゃないと、パチンコみたいに、どんどんどんどん
規制が強まっちゃいますよ。
依存症のこと分かんない人達が、依存症対策作っちゃうんですから。
で、分かんない人は、とりあえず根拠がなくても規制しちゃうんですから。
ギャンブル依存症対策って、シートベルトみたいなものですよね。
あれだって昔は、義務化なんかされてなかったじゃないですか。
だけど事故が起きた時に、シートベルトがあると助かる命もある!
ってことが分かってきたんで、義務化されましたよね。
だけどそれって別に車産業を否定したことにもならないし、
最初は違和感があったことでも、慣れればこっちの方が当たり前だし、
交通事故死も減ってよかった!ってことになってるじゃないですか。
さらにそこから、やっぱ子供はリスクが高いってことになって、
チャイルドシートも義務付けられたんですよね。
そりゃ面倒ですけど、それによって自動車産業は衰退なんかしてないし、
今じゃなかった時代が不思議だし、もし今赤ちゃんがいたら、
絶対にチャイルドシートに載せます。
だって守りたいですから。
ギャンブル場の子供の入場だって、
100歩譲って、リスクをきちんと知らしめても、
それでも親御さんが構わない!というなら仕方がないですよね。
でも、リスクは知らせる義務が産業にはあると思うんですよね。
だって今どき、リスクをきちんと伝えないで、
うやむやのままでいい産業なんて他にないんですから。
車の規制って他にも厳しくなりましたよね。
飲酒運転もそうですし、危険運転の法律もできた。
でもそれで車産業が衰退なんかしてないですよね。
そしてそのお陰で今や自動車事故の死亡者数は3694人まで減ったんですよ。
5000人位までは知ってましたけど、昨年はついに新記録達成でここまで減ってた。
実に喜ばしいことですよね。
我々の青春時代なんて、シートベルト規制すらなかったので、
交通事故死は1万人を超えてたんですからね。
車の性能もよくなりましたしね。
この辺のことホント産業側の人には理解して欲しいです。
我々ももっと分かりやすく発信できるようにならないといけないですね。
頑張ります!
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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
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