最後は福岡「依存症予防教育モデル授業」 です
東京、大阪に続き最後の開催地福岡県にて本日文科省委託事業
「依存症予防教育モデル授業」を開催いたしました。
いやはや、今回もやはり会場は超満員。
またしても危うく人があふれだしてしまうところでした。
今回は124人のお申し込みがあった時点で、締切にしたのですが、
なぜかいらした方は148名・・・
何故、毎度毎度こうなるのか?わかりませんが、
今回は会場が広かったからよかったものの、
大目に用意した資料もきっちりなくなり、
まさにぎりっぎりの状況でした。
はぁ~、危ない!でもよかったぁ~。
今回3か所をまわってみて、本当にさまざまなことが分かり、
勉強になりましたし、なにより私が一番楽しんだ気がします。
だってですよ、私も講師の一員にさせていただきましたけど、
アスクの今成知美さん、
松本俊彦先生
森田展彰先生(大阪は古藤吾郎さん)
なんていう超豪華メンバーが一堂に会したセミナーが聞けるなんてですね、
ぜいたくすぎると思いません?
ホント言いだしっぺして良かったぁ~!これぞ役得ですよね。
今回の事業以下のようなことを備忘録として記録しておきたいと思います。
①最も大変なことは、教育関係者に広報すること。
文科省のお墨付きがあっても、正攻法で行くとチラシを学校に入れるだけで大変。
養護教諭もしくは生活指導の先生にダイレクトに送ってしまうのが一番確実。
ただし手間と経費がかかる。
②教育関係者が集まりやすいのはなんといっても夏休み。
③依存症の背景にある、自尊心の低さや孤独感といった要因は、
学校の先生方に殆ど知られていない。
④暗い話こそユーモアが大切!
⑤一人40分の講義では時間が足りない。
反響が大きく150人程度の会場では狭い。
などなどでした。
正直、思ってもみなかったほど、
大きな反響を頂き、アンケートでも大好評でした。
ということは、依存症のことって本当に知られていないってことなんですよね。
問題がこんなに身近にあるのに、
蓋をされていたり、気が付かなかったり、
また、気がついても、どうかかわり支援の手を差し伸べたらよいのかがわからない・・・
これが学校現場の現状だと思います。
この予防教育モデル授業を通じて、
ダメ絶対一辺倒の依存症教育から脱皮し、
スティグマを強めず、困っている人たちが支援を求めやすくなって欲しい、
学校現場に変化が起こることを願ってやみません。
また今年1回限りで終わりにしてしまうのではなく、
できれば来年も引き続き事業を行い、
効果測定なども行って、
日本に有効な依存症予防教育を根付かせたい!
私はこんな風に思っています。
めっちゃくちゃ大変で、めっちゃくちゃ楽しかった今回の事業。
とにかくやりがいだけはたんまりありました。
ご来場いただいた皆様、
ご協力いただいた皆様、
心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
今回の効果測定はまた後日ご報告いたします!
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