洗脳についてです
私は、色んな事に興味が移り、興味が向くととんでもなくそのことに夢中になり、
かなり深掘りをしますが、ある程度わかるとぽいっと放り投げ突然飽きます。
ですからかなり多くの事を、うす~く、ひろ~く知ってるタイプです。
よく人に「どうしてそんなに色んなこと知ってるの?」
と言われるのですが、とにかく興味を持った時ののめり込み方がハンパないので、
ある程度興味を持った事は、年月が経っても、ちょっとやそっとじゃ忘れないからだと思います。
しかも、その興味を持つ事が、人の生き様や死に様に関することが多く、
これまでもっとも長くはまり込んだことの中には、
60年代に始まった東大医学部闘争~あさま山荘事件までの流れ、
それもすんごく変なんですが、東大全共闘議長だった山本義隆さんが現在何をしているか?とか
日大全共闘議長の秋田明大さんは?とか、そんなことまで調べ上げたりするんですよね~。
Wikiなんかない時代ですからね~。そういう記述を見つけるとめっちゃ嬉しかったもんです。
あと重信房子さんが捕まった時は、傍聴券獲得に並んでみたり(はずれましたが)ですね。
その他には、若い頃は現代文学史にもハマっちゃって、
それも谷崎潤一郎が佐藤春夫へ奥さんを譲渡する話しや、
岡本太郎さんのお母さんである、岡本かの子さんの奇妙な三角関係、
そしてなんといっても太宰治の女性遍歴などは、卒論に選ぶくらいハマったんですね。
お陰で、現代文学史は私の得意科目となったものでした。
あとは武士道とか、棋士についてとか、皇室についてもハマったので、
この辺の事についても、かなりつまんない雑学を持ってます。
そして現在は何にハマっているかというと「洗脳」なんですよね。
なぜ人はカルトにはまるのでしょうか?
皆さんは今、結構沢山のカルト宗教の2世の人達が、
親が洗脳され巻き込まれていくところから、抜け出すまでのことを、
コミックエッセイで出版されているのをご存知ですか?
年をとってめっきり本を読むのが遅くなった私ですが、
ラッキーな事に、このブームでラクラク沢山の作品を読むことができています。
エホバの証人やヤマギシについて書かれたものが多いですが、
コミックだからなんとか読めますけど、かなりエグイ児童虐待が行われているんですよ。
でも、親はそれを子供のためと信じてやってるんですよね。
だから当然、心を病んでいく子供たちが多いんですけど、
何故、こんなことが平気でできるようになっていくのか?
ヤマギシなんかは、親と子供がすっかり引き離されて、
育って行くわけですけど、何故それを「良いことだ」と思うのか?
さらに、不思議なのは、洗脳される時に、
「この世の終わりが来るけど、神様を信じている人だけは助かるの。そして楽園がやってくる」
といういわゆるハルマゲドン思想ですね。
私、どうしてもこれだけはまだ全然理解できないんですよ。
なんでそんなに自分だけ生き延びたいのでしょうか?
オウムもそうじゃないですか。
「これ信じない人は皆死ぬ!」って思い込んでいき、
教団に勧誘することは、むしろ救いを差し伸べている!って思ったんですよね?
でも、やってる事はこれまでの価値観と真逆だったり、
どう考えても人類愛とは程遠い世界じゃないですか。
それなのに普通の人々が何故洗脳されていくのか?
この脳の不思議さ、メカニックにものすごく興味があるんです。
だって読んでるよですよ、みんなものすごく純真にと言ったら変ですけど、
正しくありたいとか、みんな仲良く楽園を目指そう!
って思ってる人達なんですよね。
それなのに何故、他者を排斥し、暴力を容認し、孤立していき、
異常なまでに我慢強く、生きていくのか?
依存症以上に謎めいていますよね。
しかもどんどんどんエスカレートしていき、
自分を縛りつけていくんですよ。
その時一体脳はどんな風に働いているんでしょうね?
かくいう私も、読むとものすごく不愉快になるんですけど、
知りたくて、ついつい読んじゃうんですよね。
これも洗脳なんでしょうか?
危ない・・・
くわばらくわばらと思いながら、また今日も2冊もKindleしてしまいました。
でも、ホント人間の心理、脳の働きって不思議でしょうがないですよね。
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