足がかりのない県での活動です
本日は、鳥取でミニセミナーでした。
県内に自助グループの仲間がいない
足がかりのない鳥取での開催、どうなることか?と思いましたが、
地域の援助職の方などが大勢お越し下さり、ホッとしました。
なかなか県内のご家族にアナウンスが行き渡らせるのが難しいのですが、
ご家族らしい方も何人かお見えになって下さり、
メッセージが心に届くといいなぁと思っています。
また新聞社にもいらして頂けたので、これから広報ますます頑張りたいと思います。
鳥取は、ギャンブルの足がかりがない分、
アルコールや薬物の方々が助けて下さるので、
本当に有難く思っています。
鳥取で依存症問題と言えばなんといっても渡邉病院の山下先生ですけど、
山下先生も、病院の依存症関連のプログラムに、
なにかとギャンブルを混ぜて下さるので大変助かっております。
最近地方巡業していて思うのは、
ギャンブルのグループがない地区って本当に多いんですよ。
県に1カ所しかミーティングがない・・・なんて感じだと、
地方ってでっかいですからね。
東京みたいに、小さい所じゃないし、2分に1本電車きます!
みたいな感じでもないじゃないですか。
そしたらとてもじゃないけど、自助グループになんか通えないですよ。
なのでセミナー等で「グループがないんですけど、どうしたらいいですか?」
と聞かれたら、勝手ながら
「断酒会さんなら受け入れてくれるはずですから、断酒会さんに行って下さい。」
と伝えているんですね。
高知や鳥取などでもギャンブルOKと聞いているので、
もうこれは全国的にもOKだろうと勝手に考えておりますが、
アルコール、薬物の皆様、どうかギャンブルも温かく迎え入れて下さいませ。
鳥取は、NAでもギャンブルを受け入れて下さっているグループがあるので、
とてもありがたいなと思っております。
私自身もAAに助けて頂いたので、いつかご恩返しができればなぁと思っておりますが、
考えてみると案外家族って12ステップグループはもちろんですけど、
その他の自助グループでも、積極的に家族独自で発信しているグループってないんですよね。
断酒会さんは、家族で独立したグループがないですし、
やっかれんさんは、顔出しが難しいということがあります。
なので、われわれギャン妻、ギャンママが、
そこは頑張っていこうかなと思ってます。
なんせギャンブルの家族は元気ですからね~。
援助職の皆さんにもホント良くいわれます。
「ギャンブルの家族って、パワーがありますよね~」って。
はい、そうなんです(笑)
多分アルコール、薬物、ギャンブル3つの家族グループの中で、
平均年齢が一番若いと思うんですよね。
その辺にも一因があるかもしれませんが、
やっぱ一番は「打たれてない!」ってのが大きいですよね。
なんせギャンブルは「やってんだかやってないんだかわからん?」
ってのがあるので、毎日毎日露骨に酩酊状態を見てしまう、
アルコールや薬物の家族の様に疲弊しないんだと思うんですよね。
私だって、夫がまさか毎日ギャンブルやってるなんて全く気がつかずに、
子供が生まれて3年くらいは過ごしましたからね。
その間、殆ど喧嘩もせず仲良く過ごしてましたもんね。
なので、ギャンブルの当事者の現場は、受け皿がめちゃくちゃ少ないので、
どうかアルコール、薬物の皆さんに応援して頂きたく、
その分、ギャンブルは家族が頑張って参りますので、
どうぞ宜しくお願い致します。
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