皆さま、いよいよ4月。新入生が入学する季節となりましたが、
どうか新入生のオリエンテーション等で、ギャンブル依存症の予防教育を是非お願い致します。
その際に、当会が作っております、「知ろう！ギャンブル依存症」の漫画冊子を、
どうか学生に配布して下さい。なんと無料で差し上げております！

この冊子、素人の手作り感満載ながら、「分かりやすい！」と評判で、
なんと現在、8万部も発行しています。

お申し込みは、こちらのサイトから。
ギャンブル依存症問題を考える会
送料をご負担頂けるとありがたいです。
何百冊、何千冊というオーダーでも承れます。

本年度も、すでに長崎県や福岡県の大学などで、大量注文が来ておりますが、
どうも家族会がないような地区ですと、啓発も全くできていないのか？動きがありません。
ブログをお読みの関係者の皆様、大学生の中退には、いまやギャンブル依存のことは大きく関係しています。

大人たちが勝手に、「今の若者はパチンコをやらない」などと決めつけていますが、
今も昔もやる子はやる！
そして大学生はこの世で一番ヒマがあって、お金もそこそこ稼げる人達です。
本当に危なっかしいです。先生方、意識をもって下さい。

一番は、大学時代はギャンブルをやるな！とおススメして貰うことです。
なんだかんだいってですね、これが一番だと思ってます。
「適度にやる」なんてのは、頭でいくら理解してても、
それができなくなっちゃうから依存症なんですね。

しかも、学校の先生にギャンブル好きが多いから、大学の先生が競馬サークルの顧問になって、
学生たちと張り切って競馬に励んでるブログなんかみつけると、クラクラきちゃいます。
しかもそれが名門大学だったりするので、日本の頭脳が失われること国力低下を心底心配しています。
ギャンブルサークルの顧問は、少なくとも全員きちんとギャンブル依存の知識を身につけて下さいね。

あと関係者会議で、ギャンブル産業側が「ギャンブル依存の予防教育をやる」とありましたが、
これは大反対です。
アルコールでもこれは削除されているはずです。

そんなバイアスのかかった予防教育が蔓延したら、
被害が広まるばかりじゃないですか！
内閣官房は何を考えているのでしょう？
あの基本法はアルコールを殆ど踏襲しただけのたてつけなのに、
何故かギャンブル産業側に有利なものは新しく入っているんですよね。
最近、内閣官房が産業側べったりなのが非常に気になってます。
公平性・透明性を欠いていると思っています。

先日も、大阪のギャンブル依存症対策の一環として、高校生に配られたパンフレットが、
「ギャンブルとの付き合い方」
なんてどでかく入っていて、これじゃあ高校卒業したらギャンブルをお勧めしているようではないか！
と新聞でも取り上げられ、国会でも立憲民主党の初鹿明博先生が鋭く追及して下さいましたが、
コレ実は、大阪のIR推進局が作成したものだった！というオチがついて、
やっぱギャンブル推進側が作ったものはダメだなと実感した次第です。
高校生にカジノのススメ！？　ＩＲ誘致で大阪府・市のチラシが物議

予防教育ももちろんそうですが、ギャンブル依存症対策は、
ギャンブル産業側と一線を画し、バイアスのかからないところがやるべきです。
その点で、繰り返しになりますけど、IR推進局でもある内閣官房の同じ部局が、
ギャンブル依存症対策を取り仕切っている、
そしてギャンブル推進派のセミナー等に出席しまくっている現状に大きな懸念を抱いています。

とにかく日本のギャンブル産業の利権は計り知れないものがあり、
せめて大学の現場にいる先生方は、この問題に危機意識をもち
「大学時代はギャンブルをやらない方がいい！」
女子生徒に対しては
「ギャンブルやる男を恋人にしない方がいいよ！」
くらいの啓発はしっかりやって頂きたいです。

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現在国内の推定罹患者320万人（2017年厚労省）のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を！

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研)　ギャンブル依存症(角川新書)