ギャンブル依存症への気づきは子育てには本当に役立った件です

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昨日、家族4人で、富士急ハイランドにSEKAI NO OWARIのコンサートに行ってきました!
かねてより、ものすごいエンターテイメント性が話題のセカオワ、
あの世界観が依存症者にも実にマッチしていることもあって、
「行きたい~!」と娘と騒いだところ、夫がチケットをとってくれました。

いや~、めっちゃ面白かった!
入口から出口まで工夫が凝らされていて、まさに
「神は細部に宿る」と言いますけど、これがプロの仕事なんだなぁ~と思いました。

常に新しいチャレンジを続けることって、ホントしんどいし、嫌になりますけど、
私も依存症から抜け出して、こうして少しずつ社会貢献させてもらううちに、
「あぁ、人生というのは結局チャレンジ精神で決まるんだなぁ」と思うようになりました。
いくつになってもその気概を持てるか。そこが人生の分かれ目だなぁ~と思いました。
年とっても好奇心旺盛な人もいれば、若くして老後を生きているような人もいますもんね。
そんな新たなやる気を貰えたコンサートでした!

さて、昨日4人で出かけてみて、つくづく
我が家はとにかく姉弟の仲が良くおだやかで有難いなぁと思ったんですね。
私は一人っ子なのでわからないですけど、3人兄弟の夫に「兄弟ってあんな仲がいいもの?」と、
思わず聞いてしまいましたが「いや、うちは特にじゃない?」と言っておりました。

で、何故あの子たちは、あのように兄弟仲が穏やかなのだろう?と思った時に、
それはやはりストレスが少ないからではないだろうか?と思ったんですね。
私のいい加減子育ては、他人には参考にはならないと思いますが、
自分でも「私は子供を産む前に思ってた子育てと真逆をやったようなぁ」と思うんです。
これから子供たちがどうなるかはわからないですけど、
ここまでは「依存症問題に気づいて、常識の殻を破って子育てして本当に良かった!」と思ってます。
高校生まではみんなそうなのかもしれませんが、本当に楽にきちゃいました。
で、結局私が、子供にストレス感じてないんだなぁ~と思うんですよね。

で、なんで子供がストレスにならないかというと
依存症問題と直面し、そこから回復して、人生で本当に大切なものは何か?と気づけたからだと思うんです。
そっから大幅に、子育てが方向転換したんですよね。
で、気がついたら常識とまっさかさまに育ててたんです。

まず、「私が責任もって育てるより、とにかく色んな人にがんがん預けよう!」と思ったんですね。
これはですね、私の世界観、ストライクゾーンはめちゃくちゃ狭い!ということに、
依存症プログラムで気が付いたからですね。
私が育ててたら、私の価値観しかない!色んな人と関わらせねば!と思ったんですね。
これは「3歳まではお母さん」という3歳児神話世代の母親としては真逆を行くことになりました。

そして子供を比べるのと、平等に扱おうとするのはやめよう!とも思いました。
なぜなら、女の子と男の子ということもありましたが、
「だって二人は違う個性だよね?」ってことに回復して気がつけたからです。
「お姉ちゃんなんだから」とか「男の子なんだから」
「お姉ちゃんはこうだった」「弟はこうよ!」みたいなことは絶対言うまい!とそれだけは心がけました。
だから姉はお小遣い制だけど、弟は適当とか、あっちだけ買ったけど、こっちには買ってない
なんてことは今でもしょっちゅうです。

で、そこに付随して、金にうるさくとやかく言うのはやめよう!と思ってました。
だから、「あれが欲しい」「ここに行きたい」とどっちかが言えば、必要なお金を出す、
といった適当な感じで今もやっています。
これは私の経験と、回復プログラムで実感したんですけど、
「うるさく言われたことに、大人になって執着する」と思ってるんですね。

なんせうちは貧乏だったので、「好きなことをする」「行きたいところに行く」ということが、
いちいちいちいちいちいち文句を言われるので、隠れてやるようになったり、
ものすごく不平不満がたまっていて、大人になって大爆発した気がしたんですよね。
とにかく給料でやりたい事やりまくり、買いまくり、遊びまくったんです。
お金に必要以上厳しくしつけるって、逆効果なんだよな~と私は思ってます。
まぁ責任は持てないので、参考にはしないで欲しいですけど(笑)

でもって現状贅沢もしてませんけど、そりゃ子供同士の遊びで必要だろうなぁ
と思うことには、ウダウダ言わないで出してます。別に全然浪費もしないんですよね。
あとどっちにも言われたらその都度うるさくいわないので「お姉ちゃんだけズルイ!僕も買って」
みたいなこと言われた事ないので、どっちかだけに買ってお終い!ですみ、
割と安上がりじゃないかなと思ってます。

あとは早々に勉強とか、一芸に秀でることへの期待を手放しましたね。
なんでもいい!自力で生きていってくれりゃそれでいい!と、
目標がめっちゃさがったので、子供も私もストレスがなくなりました。

依存症と遺伝の事を知り「やっぱ遺伝子すげ~!」と思い、
そんなすんばらしい才能の持ち主が、私から生まれるわけがない!と思いましたし、
子供が忘れ物が多かろうが、だらし無かろうが、勉強嫌いであろうが、全てに対して、
「これは私の遺伝子だから仕方ね~な。」と思うようになったことも大きいです。

ある意味、子供とは別人格で、自分とは違うところがあっても当然だが、
自分に出来なかったことが、出来なくてもそりゃ遺伝子もあるから仕方ないと、
都合よく解釈してしまったことで、どっちにも融通がきくようになったんですよね。
で、結果「まっ!なんとかなるだろう」と全てに考えるようになりました。

分かりやすいメダルなんかあげられないですけど、私に伝えられることは、
いかに生きやすく生きるか!だな~と思ってます。
自尊心を育て、自分はもう生きてるだけで大事な存在だ!と思いこませる。

だから「ママは、モモちゃんとけっくんがママの子で本当に幸せ」とか、
「どうしてこんなに良い子が、ママに生まれたんだろう」とか、
そういうことは、高校生になった今でも常に言ってます。

大体オーバーアクションですからね私。
そして子供たちはどうせ良いことしか親になんか報告しないですから、
「すごいじゃない~!」「頑張ったね~」「わぉ~どうしてそんなに偉いんだろう!」
みたいなことばっか言うことになります。
楽です・・・本当に楽なので、これはお勧めします。
しつけようとか、小言を言うより、適当に褒めておく、
こっちのストレスが全くありません。

あと経験上、若い頃なんもしなくても、
心配しなくても、大人になって必要に迫られたことはできるようになりますもんね。
大事なのは、がみがみ言って自尊心を下げないことじゃないかなぁ~と、思ってて、
まぁ、ホント参考にはならないですけど、あたしゃ幸せだと思ってます。

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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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