ついに介護の現場にまで、ギャンブルが！
賛否両論分かれているようですが、
その名も「ラスベガス」という介護施設まで現れたようで、
神戸市がアミューズメント型デイサービスを規制したと話題になっています。

私たちから見たら、神戸市の
「アミューズメント型デイサービスは、
公費や保険料で運営される事業としては認められない」
というお立場は当然だと思います。

何のエビデンスもないまま、
我々から見たら危なっかしい、サービスとも呼べないものに、
税金を使ってやることは大変疑問です。

疑似通貨だから安心というのが、
この事業所を展開されている方などのご意見の様ですが、
それをまともに信じているのなら、
残念ながらギャンブル依存症者、
もしくはその体質を持った人のことを、
全く理解していないかと思います。

そもそも、麻雀だろうと、カードゲームだろうと、
それ自体は大変面白いものです。
そして疑似通貨だろうと何だろうと、
勝負は勝負なのです。

私は、子供のころから、家族中が、
トランプだ麻雀だなんだかんだと夢中になっていたから分かるのですが、
ギャンブラーというのは非常に勝ち負けにこだわるのです。

単純に点数をつけているだけ、お金のやり取りなんかなくても、
熱く夢中になってしまうのです。
興奮状態になります。

普通のご家庭ではこういう経験がないのかもしれませんが、
分かる方には分かるはずです。

私たち夫婦など、お金をかけなくても、
将棋をやってるだけで熱くなり、喧嘩になります。
絶対に夫と勝負事など出来ないですね。

実は私たち、本当に将棋にも夢中になってしまったことがあり、
夫など、大道将棋にまで賭けていたことがあります。
私も一度、将棋の駒を、盤に叩きつけたことすらありますから！
負けた悔しさで、熱くなりすぎてです。

お金も何もかけていない、ただの将棋でですよ。
依存症真っ盛りの頃ではありましたけど。
勝負事に夢中になりすぎる、のめり込んでしまう、
それが依存症者の脳なのです。
余談ですが、だから学生時代はスポーツにのめり込んでいたという、
仲間も大変多くいます。

そして寝食を忘れるくらい、やり続けてしまうのです。
いえ本当に寝食なんて忘れます。
ギャンブル依存症者は、寝ない、食べないは当たり前、
皆、共感します。

そもそも、利用者にパチンコや麻雀をさせているだけだったら、
そりゃあ施設の方は楽でしょうけど、
それがなんの訓練になるのでしょうか？
そして、絶対に依存症にならないという、
また勝負事からトラブルにならないという、
保証はあるのでしょうか？
なぜわざわざリスキーなことをするのでしょうか？

そして最大の懸念は、デイサービスで繰り返しやっているうちに、
興奮状態になり、本物のパチンコ屋さんに通い出すお年寄りが、
現れる危険性が絶対にあります。
私の直感で、絶対にそういう方が現れるはずだと思います。

この中では疑似通貨でも、面白くなったら、
本物の賭け事でやりたくなります。

このYouTubeをご覧ください。
これがこの介護事業者が行っている、サービスです。
まさに本物のパチンコ台と変わりないです。
そしてデイサービスに通うお年寄りといっても、
皆さんお元気です。いくらでもパチンコ屋さんに通えます。
https://www.youtube.com/watch?v=H6mVD6DSIn0

見ていてゾっとしました。

神戸市に続く規制が進むことを心から願っています。
久元市長の良識あるご決断に、心から敬意を表します。
各自治体の皆さん、今のうちに是非規制をご検討ください。
お願い致します。
心からのお願いです。
人生の最後に依存症になって苦しんで欲しくありません。

日本は、あまりにもギャンブルに頼りすぎていますし、
ギャンブルに対し無防備すぎます。

賭博法なんて形だけ、特例だらけです。
そしてその特例の恩恵に預かっている人達の
既得権だけは必死に守られますけど、
その方々から、マイナス面は絶対に語られません。
対策も打たれません。
工場排水を流しっぱなしの、工場のようなものです。

税収、地方創成、経済再生という名のもとに、
カジノも建設され、ギャンブル18歳解禁が実施され、
そして介護保険料までギャンブルに使われるようになったとしても、
そのことをおかしいとは思わないのでしょうか？

それにはまった、依存症者が愚かで、
自己責任だけが問われるのでしょうか？

何億円もかけたCMや、様々な甘言で、
ギャンブルに手を出すよう仕向けているのが今の日本です。
でもそのうちの20人に一人は、そのために病気になるのです。
そしてその病気は、周囲にいる何人もの人々を不幸にし、
高い確率で、死に至るのです。

18歳という若者にもギャンブルを与え、
介護保険料からもギャンブルで儲ける、
まさにゆりかごから墓場までならぬ、
18歳から墓場まで、ギャンブル漬けの日本。
その上、一切の対策がなされていない日本。

日本を愛し、日本を誇りに思う日本国民として、
経済再生や、新規ビジネス展開の切り札が、
常に「ギャンブル」となっているこの国の未来を、
心から憂いています。

これが「ものづくり日本」「クールジャパン」
の姿なのでしょうか？
かつて、松下幸之助や本田宗一郎が、
日本を世界へと導いてくれた、あの誇りと魂は、
もうこの国では期待できないのでしょうか？

これほどまでに、ギャンブルへの垣根を下げてしまっては、
必ずこの国の未来に、影を落とすことになります。
亡国の道に進んではなりません。
ギャンブルは両刃の刃、
ギャンブル依存症対策は、まだ何も進んでいないのです。
どうかここで食い止められるよう、
国を愛する皆さん、私たちに力を貸してください。

ギャンブル依存症対策を求める10万人署名にご協力ください。
http://www.izonsyo-taisaku.org/

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