わからなかった!です

公開日: 

本日は、広島にて「微熱」上映会&シンポジウムを開催させて頂きました。
お陰様で、多くの方にご来場頂き、盛況のうちに終えることができました。
ご来場頂いた皆様、本当に有難うございました。

ゲストでお越しいただいた、野球解説者の達川光男さんにも、
「依存症って、病気なんだね」とご理解いただき、
また、この活動の意義を深くご理解頂けたようでした。

実は、達川さんが甲子園に出た時に一緒にプレーした同級生の、
息子さんが我々の仲間というご縁があり、
今回のゲスト出演が実現したんですね。

そんなこんなで、達川さんが私のことを、
「喋りが上手い!と褒めてたよ~」と仲間から聞き、
ホッとするとともに、とても大切な活動とおっしゃって下さっていたとのことで、
大変有難く思いました。

達川さんのお話も、爆笑の中にも、
理解ある優しい言葉が溢れていて、
私たち一同大変感激いたしました。

さて、今日のセミナーで、いつも通り小澤監督と掛け合いトークをやったり、
仲間と一緒に帰りながら話をしていて出てきたことなのですが、
私たちって振り返ってみると、生まれ育った家庭も、
ものすごく問題だらけだったのに、
当時はそれが問題だなんて全く気が付いていなかったんですよね。

仲間と繋がり、話しているうちに
「あれ?良く考えたら変な話だよね」って気がつけたんですよね。
ですからそれだけ依存症の問題って根深くなるってことですよね。

なんせ「問題がある」ということに、
そもそも気が付かないんですから、変えようがありません。
例え、人に指摘されても、自分で腑に落ちなければ、
だって皆そうじゃない?って思っちゃうんですよね。

我が家なんか、祖父がギャンブラーなわけですけど、
祖父の周りのギャンブラーもしょっちゅう我が家に集まってきたり、
ギャンブルに誘いに来たりするので、
私なんか「大人は皆ギャンブルをするものだ」と、
そこに全く疑いがありませんでした。

私の学用品よりも、祖父のギャンブルが優先されることも、
主導権は常に大人にあり、仕方がないのだとあきらめていて、
うちの大人たちがおかしいとか、間違っているなどということには、
思い至りませんでした。

依存症は気づかないうちに、当たり前のように家庭の中に蔓延する病気。
改めて、広報の大切さを実感しました。

シンポジウムに有名な方をお呼びするのって、
とても緊張し、神経を使いますが、
やはりそうすることによって、取材が入ったりと、
拡散力も変わってきますので、
やはり頑張って背伸びしてやり続ける必要があるなぁと思いました。

来週は、月乃光司さんをお招きして、
新潟で開催いたします。
東北、北陸方面の様、是非ご来場下さい。
お待ちいたしております。

クリックでランキングがあがります。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 依存症へにほんブログ村
依存症 ブログランキングへ

現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!
ギャンブル依存症対策を求める10万人署名プロジェクト

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP ↑