脳の病気の解明に期待です

公開日: 

いやぁ、京都大学の鶴身先生達の、ギャンブル依存症の脳の画像研究、
あっちゃこっちゃのメディアで、めっちゃ取り上げられてますね~。
丁度、安倍総理のカジノ推進会議発足の記事とぶつかったのもあって、
タイミングもばっちり!嬉しい限りです。

この記事に、今回の研究のことが詳しく載ってますので、
是非、ご一読下さいね。
ギャンブル依存症ではリスクに対する態度を切り替える能力に障害 – 京大

本当に心から、ギャンブル依存症の研究が進むのは、
めっちゃ嬉しい限り。
先生方に是非頑張って頂きたいのと、国はきっちり予算をつけて欲しいです。

ツイッターやブログで、すでに怒りをぶつけておりますが、
昨年度、厚労省にはじめてついた、依存症啓発予算の1500万円。
そのメイン事業であったはずのHP。
みなさん、ちょっとここクリックしてみて下さい。
つい○○しちゃってない?~それって依存症かも~

これ、こんな有様なんですよ。
このHPが完成したのが今年1月。そして3月末で閉鎖。
なんなんだ~!って怒り狂いますよ。

なんで啓発予算、突然大企業にあげちゃうの?
我々、ずっと地道にやってきた民間をバカにしてるのか?
信用してないのか?
どっちなんでしょう?と、本音がききたいところです。
しかしながら過ぎたことは仕方がない。
今年度はどんな企画になるのか?
厚労省の企画力に期待したい所です。

いかん、いかん。
今日は、怒ってたわけじゃなく、脳の研究が進んでいることに、
喜んでいたんでした。

今朝ですね、さっそく京都大学の鶴身先生にお電話差し上げたんですよ。
で、今回の研究でわかったことを、分かりやすく教えて頂いたんです。
上記の説明でもお分かりかと思うんですけど、
ギャンブラーの方が健常者より、ハイリスクのものを選びやすいんだそうなんです。

つまりですよ、サッカーで開始早々、キーパーがあがってくる・・・
なんて作戦取らないじゃないですかぁ。
でも、試合終了直近で、もう後がない!ってなったら、
キーパーだってなんだってもうがむしゃらに行くっきゃない!ってなるじゃないですか。

でもギャンブラーは、それほどまだ切羽詰まってないのに、
一か八かのハイリスク、ハイリターンを選んじゃうそうなんです。
そりゃ、まだ前半戦なのに、キーパーがゴールガラ空きにしたらびっくりですよね。

でなんで、そうなっちゃうかって言うと、どうやら前頭葉の動きが悪いから、
理性的だったり、合理的な判断ができなくなっちゃうらしいんです。
だから、前頭葉の働きを良くするような、治療法も今後ありだよね!
ってなことが分かったとのことです。

韓国とかそれっぽいこと既にやってますよね。
頭にネットみたいなのつけて、なんか電磁波?みたいなの流すの。
あれとは違うのかな?とよく分かりませんが、
何にせよ、この研究結果はめっちゃ納得です。

だってですよ、数百万の借金ができてですよ、
普通なら働いて節約してコツコツ返そうって思う所を、
「仕方ない。ギャンブルで一発当てて返そう。」って、
思ってるのがギャンブラーなんですからね。
ハイリスク、ハイリターンどころか、
ハイリスク、ノーリターンですよハマってるときなんか。

私なんか、ずっとそう思ってましたよ。
「もうこんなに借金が増えたからには、コツコツ返すなんて無理だ。
でっかいの1回あてたら止めよう・・・」
そう思い続けて、でっかいの来る前に万策尽きたんですけど(笑)
しかも結果コツコツ返すしかなかったし、コツコツ返したら返せるんですよね~。

でも、今なんかそんな考え全然ないですもんね。
一発当てようとかも思わないし、お金に過度にとらわれることもない。
必要なものはもう全部あるしな~ってな感じ。
回復すると、脳が戻ってくるんですよね。

私なんか苦労して戻ってきて、
でもその苦労が今じゃ財産で、めっちゃ良かったですけど、
もっと簡単に回復できるなら、その方が良いですよね。
日本の研究に、今後も期待して参ります!
先生方、どうぞ宜しくです。

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現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!
ギャンブル依存症対策を求める10万人署名プロジェクト

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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