この仕事をしていると、同じ日本語でも全く通じてないよなぁ・・・
と思う事が、ものすごく沢山あります。

例えば、ギャンブル産業側や、IRど推進派の皆さんとお話しをしていると、
こだわってるところや、見ている世界観が全く違うので、全然言葉が通じてない気がするんですね。
「推定人数の出し方がおかしい」とか、「ギャンブル依存症の定義がどうのこうの」とかってところが、
とっても気になられるようなんですけど、人数なんかハッキリさせることって絶対にできないじゃないですか。

でも、これだけたくさんギャンブルがらみの事件が毎日のように起きている現実があるわけだし、
何回も言ってますけど、WHOでもアメリカ精神医学会でも、ギャンブル依存症（ギャンブル障害）
は治療が必要な疾病って言っていて、世界のギャンブル産業はその負の側面のコストを支払ってる訳ですよ。
でも、それ日本でいくら言っても、産業側はぜ～んぜん腑に落ちない。
何年も何年も「ギャンブル依存症なんてない」もしくは「そんなにいない」って、
その事ばっか言ってるわけで、こういうのを「言葉が通じない」って言うんだなぁと思います。

逆に、じゃあギャンブル産業全否定の人と話しが通じるか？と言ったら、
こちらもまた通じないんです。
「だってそれ非現実的ですよね？」って言っても、
「禁止したって、株とかFXとかなんでもギャンブルにしちゃいますよ」って言っても、
「なるほど～」とは絶対にならない。

逆に我々が「ギャンブルに反対しないなんて、何か狙ってるんだろう・・・」
みたいに勘ぐられ、誹謗中傷までされたりする始末。
いやそんな利権狙ってるんなら、とっくにやってます。
「禁止は上手くいかないです。だって禁酒法は軒並み失敗してますよね？」
といくら言っても、全く通じないんですよね。

さらにビギナーの家族の仲間。
「変わるのはまずご家族で、ご家族が変われば本人も変わります。遠回りの様でそれが近道です。」
とくら言っても、全然通じない。
「本人は、やめる気はあるんですけど、GAはまだ行ってません。」とか、
「本人は、お金を私に預けるって言ってきてるんですけど・・・」
とかっていつまでも言ってて、
「だ～か～ら～、そういうやめる気はあるポーズで何年も来たんですよね？」
っていくら言っても、「お金なんか管理しても無駄だったんですよね？」って言っても全然通じない。
「いや、うちの子はそこまでひどくない。やめる気は本当にあるはず」
ってとこにしがみついていて「気はあっても行動しなきゃゼロと同じ」ってことが全く通じないですよね。

そして否認している本人。これはもちろん通じません。
「やめる気はある。でも今じゃない。」
「この借金が終わったらやめる」
「そこまでひどくない。コントロールできてる。」
とにかくああ言えばこう言うなので、言っても無駄ですよね。

でもですね、一番の問題は、この「日本語通じない現象」を、
こっち側が受け入れない事だと思うんですね。
そして受け入れないとどうなるか？
はい、その通り。嫌になって潰れます。

政治家の先生とか、官僚の皆さんなんかもっともっと通じません。
まるで日本なんかどうでもいい！と思ってるんじゃないの？
と思っちゃうくらい、殆ど通じないことが多いです。

だからですね、こっち側は
「まぁ、こんなもんよね・・・」と思ってないと、全てを投げ出したくなります。
で、私がいつも自分に言い聞かせてるのは、
「だけどゼロよりはマシ」ってことです。
どんなムカつくことにも、0.00000001％の収穫はありますよね。

あと、全く話しが通じない人と話して、どっと疲れた際には、
めちゃくちゃ話しが合う人と話す！
そしてボッキリ折れた心を立て直す。
これ大事ですね。
我々には仲間がいますから、仲間と話すことでかなり体制立て直せます。

とにかく、見てる角度が違うと、同じ言語を話していようと、
話は全く通じないということを、こっちが受け入れておく！
人間関係のスキルでこれ大事！って思います。
そして通じる人とコミュニティを形成し、夢を叶えていきましょう。

人生と言うのは、めげる→立て直す→時々上手くいく
この連続です。
間違っても、なんでもかんでも上手くいって当たり前！と思っちゃいけません。
むしろ上手くいかなくて当たり前と思った方が楽です。
そしてそれが当たり前になると「経験してみる」ということが怖くなくなり、
その結果、上手くいくことが増えます。
お試しください。

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