姉弟の違いです

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今日は息子の入学式でした。
土砂降りだった、娘の入学式と違い、
あったかくて、桜満開で、ホント恵まれて有難い限りです。

しかも息子の学校はプロテスタントの学校なので、
プロテスタントで洗礼を受けている私には、
実にフィットしたお式でした。
入学式っていうより、礼拝みたいな感じで、
讃美歌やお祈りに終始した所もよかったです。

学長からは聖書の「狭き門から入れ」のお話しがありましたが、
よく入学式にありがちな、「努力が全て!」「頑張ろう!」
みたいな感じじゃなくて、
「努力が報われないこともある。それでも必要なものは与えられている。」
みたいなお話しをされたので、
もう「その通り!」とばかりに深くうなずいてしまいました。

親には「手放せ」なんてお話しをされて、
私としては、入学式、卒業式あわせて、生まれて初めて、
有意義な内容であった・・・と思えたお式でした。

さて、そんな訳で、息子の入学準備にも追われていたのですが、
去年、今年と、子供たちをみてきて、
同じ家で、同じように育てても、性格は違ってくるもんだね~、
とある意味大変感慨深いです。

娘はなんていうんですか、お姫様気分な人なので、
例えば、美容院だとか、洋服だとか、欲しいものは遠慮なく
ポイポイ注文してくる人。
そして何かと「ママ一緒に行こう」とか「車出して」「迎えに来て」など、
やたらと私と行動したがります。

更に、お小遣いを毎月渡しているのに、あ~だ、こ~だと要求があるので、
必需品かどうか確認しないと、うっかり騙されます。

その代わり学校見学だとか、そういうことは自分でどんどんやっちゃう。
内気に見えて、実は行動力があって、入学手続きだとか願書だとか、
そんなことも何でも自分でサクサクやってます。
勉強などにも目標があって、今から志望大学を決め、
英検を受けたり、試験勉強もわりとちゃんとやるタイプです。
ですから提出物の心配なんて一切ありません。

対する息子。
こちらはもう、黙ってたら、入学願書も出さないんじゃないか?
ってな位、超面倒くさがり屋です。
一体、いつ志望校決めるんだろ?ってな感じでしたし、
必要書類なども、確認しないと用意しなかったりします。

勉強も全然やってる所を見たことがないし、
実際、やらずに受験は終わったと思います。
でも、娘が落ちてしまった第一志望の学校に、
するっと受かっちゃった。

そして、ものぐさだけど、めっちゃ素直で、気立てがよいっていうんですかね、
例えば、入学準備で、通学用のバッグを買ったり、
靴下買ったりとかって、こまごましたことがあるじゃないですか。
で、そういうのも一人でおこずかいで買ってきたので、
「けっくん、通学用のバックでしょ?いくらだったの?払うよ」
と言っても、「僕、自分のお金で出せたからいいよ」ってな感じ。

おこずかいも、娘は「くれ!」と言うのであげてますが、
息子はなんも言わないので特にあげてないんですけど、
時々、交通費の要求などあれど、
基本、自分のお年玉で1年をやりくりしてしまうようです。

信じられなくないですか?
我が家の子供とは思えない、お金の使い方(笑)

しかも塾やピアノに、時間がある時に「車で送ってあげようか?」と言っても、
「歩いていくからいい」と、自立心旺盛です。

最近て、制服も2種類から選べたり、
ネクタイやセーターも色違いがあったりするじゃないですか。
娘はとにかく色違いがあったら両方!ってな具合に、
私が良いと言えば全部買いたい!という勢いだったので、
制服代になんと18万もかかりました。

対する、息子。
地味な学校の上に、必要最低限で良いというので、
かかったお金は娘の半分以下。
まったく有難い限りです。

でも、貯めたお年玉でどか~んと突然、
ゲーム機みたいな大物を買っちゃうのは息子。
自分の金は絶対使わず、なんとか親から引き出そうと画策し、
お年玉をがっちり貯め込んでいるのは娘。
本当に面白いですよね。

私も、娘しか知らなかった時は、
私立の高校と言うのはこういうものなのだろう・・・
と思っていましたが、
今日、息子の学校へ行ってみて、
地味な息子は益々質素な学校へ行き、
お姫様みたいな娘は、益々金遣いの荒い学校に行ったのだ・・・
と、気がつきました。
これもきっと神様の配慮なのでしょう。

その代わり勉強を頑張った娘は第一志望に落ち、
のらりくらりしてた息子は、受かっちゃった・・・

人生と言うのは、このように我々から見ると、
実に理不尽なものですよね。
でも、神様の計画に、間違いなんてあるわけないですから、
だから、本当は理不尽さこそ、神様の恵みかもしれん・・・
と、大変納得した次第です。

質素な息子よ、青春を存分に楽しんでね!

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