若者が仕事が最優先と答える社会の方がよっぽど変だと思うんです

公開日: 

本日、Twitterをみていたら、週間朝日さんのこんな記事をみつけ、
めっちゃ気になっています。

「休めないなら辞めます」イマドキ20代が余暇を優先する理由

長いので、要約すると
「最近の若者は、仕事も一人前じゃないのに、
余暇ファーストで嘆かわしい。どう向き合うべきか」
というようなことなんですね。

で、それを、この記事の中で、

『給与については現状維持がいいところで、むしろ悪くなる可能性さえあると、多くの若者は考えている。
「だからせめて、休みくらいはしっかりほしいという考えが広がっているのでしょう」(同)』

って言ってるんですけど、はぁ?って感じで、全く同意できません。
ってか、いつの時代も若者なんて、休みたいし、残業なんかしたくないでしょうよ。
そういう若者がいなくなったら、めっちゃ不気味で、
それこそ日本は終わりって気がしますよ。

そもそもですね、いっくら現代が給料が安いって言ったってね、
我々の時代よりはずっと初任給も高いし、物価は安いです。
我々の時代はバブルなので、ボーナスや福利厚生はめっちゃ良かったけど、
給料は大したことなかったです。

しかも、当時は100均なんてないですからね。
洋服だってDCブランド全盛で、スーツ1着10万なんて普通でした。
でもボーナスが高くても、物価も高いですからね。結果同じでしたよね~。

でも若者は、給料が安かろうと、高かろうと、
それ全部自分のものですからね。
家庭持ちとは全然違う訳ですよ。
そりゃ、遊ぶでしょ。
社会人1年生~5年生の間に遊ばなきゃ、いつ遊ぶんですか。

しかも、若者は会社じゃ下っ端ですからね。
うんざりしてますよ、絶対に。
バカな上司だって多いし、アホな会社のシステムとかルールに面食らう。
でも、そんなルールを守らにゃならんし、バカ上司の機嫌もとらにゃならんのですよ。
一刻も早く帰りたくって当り前ですよね。

そういう忍耐の多い、ストレス溜まりっぱなしの下っ端時代に、
会社にやりがいなんかを求めて、必死に働いたりなんかしたらですね、
それこそバーンアウトしてしまいますよ。

若い頃は、適当に「とにかく行ってりゃ給料くれるし」位に、
考えられる人の方が、むしろ強いというか、粘りが効くと思いますね。
真面目に「会社の役に立とう!」なんて考えずに、
「この会社を上手に利用してやろう」位の感じですね。
上司に気に入られようなんて考えずに、
「嫌なことはハッキリ嫌というか、適当にさぼる術を身につける」
こんな感じが最高だと思います。

この記事、昔はこうじゃなかった!みたいに書いていて、
その証言者に私と同年代の50代の上司らがコメントしてますが、
「嘘ばっか!」と思いますね。
バブルにこんなこと考えてる訳ないだろ~よ!ってな感じ。
バブルへGO!の時代ですよ。夜遊びしまくってましたよ。
会社なんか替えなんかいくらでも効きましたし、
なによりもですね、必死に仕事なんかしなくても業績なんかあがったもんです。

「24時間闘えますか!」ってなCMもありましたけど、
あれは夜の接待なんかを含めてのセリフですからね。

でもって、年齢があがってですよ、ある程度自由裁量が認められるようになって、
雑用に追いまくられたり、バカ上司どもの機嫌取りから解放されたころ、
仕事のやりがいなんかを感じられる様になって、
仕事が「天職」だ!とか、「人は仕事によって成長する」とか、
もっともらしいことが実感として言えるようになる訳です。

さらにその頃には、家族を養わなくちゃなりませんからね。
子供の学費にきゅ~きゅ~で、遊んでなんかいられなくなる。
そうすると必然的に、仕事に打ち込むしかやることもないですしね。
そして、自分の目覚めと違う次元にいる若者を歯がゆく感じる。
まっ!いつの時代もそんなもんです。

第一、若者がデートや合コン、夜遊びや、旅行や、趣味に打ち込まなくなったら、
益々少子化が進むし、タンス預金が増えて経済が回らなくなるじゃないですか。
そんな社会なんて不気味だし、逆に破たんしますよね。

仕事人生なんか長いんですから、
若い頃はもっと色んなことやった方がいいです絶対に。
老後を心配して、節約と仕事の保身に若い頃から走ってたら、
その人は20代で老後を生きてるようなもんです。

大丈夫。
私なんぞ30歳までは、仕事なんだか遊びなんだか全く分からないくらい適当に仕事をし、
上司なんだか部下なんだか分からないくらい、言いたい放題好き勝手に振舞い、
夜遊び、海外旅行と飛びまわっていましたが、
今や仕事=天職と、仕事しか打ち込んでいないですからね。
人間は年とりゃ、それなりに年相応になっちゃいますから。
それが残念でもありますが。

もうね~ホント、「最近の若者は・・・」みたいな記事やめりゃ~いいのに。
若者時代に「いい加減さ」とか、「適当さ」を学ばなきゃ、いつ学ぶのさ!

若い人達が、残業したくない、休みいっぱい欲しい!
そう言える社会は、実に健全じゃないですか!
むしろ私なんかはとっても安心しましたけどね~。

若者よ!
残業なし、休み多いを求めるのは実に正しい。
余暇ファースト万歳!
もっと声高に叫ぶべし!

ちなみにこの私、若い頃にはさらにそこに条件を加え、
「給料高くて、休みが多くて、男が沢山いる会社しか行きたくない!」
と豪語しておりました(笑)

おかげで今も仕事人生満喫出来てます。
くれぐれもスタートからきばっちゃだめです。

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