カジノ入場規制と個人情報です

公開日: 

9/8に大阪でNPO ギャンブル依存症家族の会の総会があって、その午後の部で一般公開で、
カジノについて本気で議論する会をやります!皆さん是非お越し下さい。

内容はこんな感じでめっちゃ盛りだくさんです。

【プログラム】
1:30~1:35 開会挨拶 

1:35~2:10 短編映画「微熱」上映

2:10~2:45 ギャンブル依存症と地域共生「山梨モデル」について 山梨県議会議員 清水 喜美男 先生

2:45~3:15  当事者/家族の体験談  <15分間休憩>

3:30~3:35 ご祝辞のご紹介

3:35~5:00 各党の国会議員の先生方によるシンポジウム
自由民主党   左藤章先生
公明党     熊野正士先生
国民民主党 矢田わか子先生
立憲民主党 森山浩行先生
日本維新の会 足立康史先生
日本共産党 清水忠史先生
<オブザーバー>    大阪精神医療センター 精神科医師 入來 晃久先生
<ファシリテーター> (公社)ギャンブル依存症問題を考える会 代表 田中 紀子

5:00~5:30 罪を犯したギャンブル依存症者の社会復帰 カンサイ建装工業 代表取締役 草刈健太郎氏

20180908_家族の会総会大阪_v2

どうです!かなりすっごい盛りだくさんな内容でしょ!
しかもカジノで本命視されいる大阪開催ですから、みなさん是非お越し下さいね!

さて、私つねづねこのカジノの入場制限について疑問に思っていることがあるんです。
それは、入場制限と個人情報の関係です。

この入場制限、マイナンバーを使うという噂ですから、
年齢制限については確実にシャットアウトできると思うんですよね。
まぁそれは普通に考えて可能でしょうよ。

ただその他にやると聞こえてくる話にはですよ
・暴力団の排除
・生活保護者の排除
・本人・家族申告

などがある訳ですけど、本人家族申告は良いとしても、
暴力団とか生活保護の人の情報がカジノ業者に渡されるわけですかね?
いや暴力団はまぁ良いとしても、
生活保護の人の情報がカジノ業者にまわることになるんでしょうか?マジで?

それと、逆に私が「こういう人達はカジノに入れちゃうのかな?」と不安に思っているのはですね、
ギャンブルのお金の問題が動機にあって、
横領や窃盗などの犯罪を犯した人っていますよね。
あの人達って罪を償って出所したら、もちろん一般人なわけじゃないですか。

でも、ギャンブル繰り返して刑務所にまで入ったとなると、
すでに家族と絶縁になっている人も少なくない。
そして彼らの殆どは、否認していますよ。
「自分はギャンブル依存症ではない。そこまでいっていない。」ってね。
だから当事者・家族申告による排除は、殆ど有り得ないですよね。

で、そういう前科ありで否認している人達に
「もうすぐ日本にカジノができるけど、できたら行きます?」
って聞くと、殆ど皆「行きますね~!」って嬉しそうに答えるんですね。
う~む、これってどうなるんですか?
めちゃくちゃリスク高いですよね?

例えたら申し訳ないですけど、大王製紙さんだって、
行こうと思えば入れるってことですか?
まぁ、あの方はもうあれだけ顔がさしてますから、
日本のカジノなんか行かないと思いますけど・・・
でも、仕組み的には可能ってことでしょうか?

可能なら、再発のリスクが高く不安ですし、
その人達を排除するとなるとですよ、
前科の個人情報がカジノ業者に回るのでしょうか?
どっちもめっちゃやばくないですか?

いやそんなリストをカジノ業者に渡すなら、
むしろ我々にも渡して欲しいですね。
介入して、回復へのレールに載せてあげたいです。
それやってくれるなら、我々もPマークくらいとろうじゃないの!ってな気になります。

一体どうなるのか?
カジノについてはまだまだ分からない事だらけ、
問題は山積みです。

だからそういった課題をどんどん話しあおうと思っていますので、
9/8は是非皆さん応援にいらして下さいね!
どうぞ宜しくお願い致します。

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現在国内の推定罹患者320万人(2017年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!

[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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