残念な日本人がいた・・・です
私は、自分でもものすごく信心深いというか、
伝説や言い伝え、土地の神様ごとなどにとても興味があるし、
大切に守られていることを自分も大切にしたいタイプなんですね。
だから例えば、オーストラリアのウルルに行った時に、
「アボリジニの方々は、ウルルを神聖な場所と考えていて、登って欲しくないと思っている。」
というようなことを聞けば、「決して登るまい!」と思います。
その土地で「神様が怒るから、入っちゃダメ、やっちゃダメ、見ちゃダメ」みたいに言われていることは、
バチが当たると恐ろしいので、絶対にやらないです。
神様ごとを大事にしている人達の気持ちを、私も大事にしたいと思うので、
その土地や信仰者の風習やしきたりには、必ず従います。
でもまぁ私は、かなり強い見えないものに対する畏敬の念があると思いますが、
多くの日本人も割とそうだと思うんですね。
一神教じゃないですけど、神社やお寺に行ったら、
ちゃんとお参りするみたいなこと、普通にやりますもんね。
で、先日ネパールに行ったときなんですが、ネパールというのはものすごく信心深い国で、
首都カトマンズには「クマリ」と呼ばれる少女の生き神様がいるんですね。
で、クマリの館というところに住んでいて、ものすごく厳粛な生き方を強いられています。
児童虐待ではないか?という批判もある位なのですが、
とにかくこの生き神様はなにもかもが別格なんですね。
クマリ
そしてこのクマリの館の窓から一日に何回か顔を出されるので、
時間になると、地元ネパールの人はもちろんのこと、
世界中から観光客もこの謁見場に集まってきます。
で、私も丁度都合があったので、その館の中庭で生き神様がお目見えするのを、
今か今か?とお待ちしてたんですけど、
その間、何度も「写真はダメ」ってことが、伝えられるんですね。
建物は良いけど、神様は写しちゃダメってことなんです。
で、寒い中しばらく待っていたら、いよいよお顔を出されたと思ったら、
わずか数秒で侍女の方が、「NO!Picture!」と言いながら、
その生き神様を慌てて抱きしめひっこめちゃったんです。
なんとですね~、あれだけ言われてたのに、日本の若者が、
どでかい一眼レフを構えて写真を撮ったんですよ。
これに、館のスタッフ達が激怒した!
カメラを取り上げ、今映した写真を見せろ!
見たいな押し問答になったんですけど、
この若者は英語が分かんないんだか何だかふてぶてしい態度。
で、ホント一瞬しか見えなかったんで、
せっかく待っていた我々は、また出てきて下さるかしら?
としばらく待っていたんですけど、
「どうやらもう出てこない」
ということらしく、みんながっかりしながら引き揚げていったんです。
事情がよく飲み込めない人もいて、
「What happened?」みたいに聞いてる人とかもいて、
あっちゃこっちゃで「Japanese?」ってな声も聞こえて、
同じ日本人として顔から火が出る位恥ずかしかったですね。
私なんぞは、そのあんちゃんをにらみつけながら帰りましたが、
あぁいう、他国の風習や伝統を尊重できない人は、海外にでるな!と思っちゃいますね。
ものすごいしっかりしたカメラだったので、
カメラマンなのか?
カメラが趣味なバックパッか―なのか?
よく分からないですけど、
なんとなく日本人はマナーがよいだろう・・・
と勝手に思っていたので、ショックでした。
日本もオーバーツーリズムで、観光地では外国人の傍若無人な振る舞いに困っている・・・
なんて話も聞こえてきますけど、日本人も海外で同じことやってるんですよね。
がっかりです。
また、ああいうあんちゃんが、立派なブログ書いたりインスタでやたらフォロワーがいて、
カリスマっぽくなってたりするのかなぁ~なんて想像しちゃいましたが、
他国の文化と神様ごとはちゃんと尊重しろよ!と、
おばちゃんは怒っちゃいました。
郷に行っては郷に従え。
皆さんも気をつけましょうね。
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