大阪から最終の新幹線に飛び乗り、帰宅する途中です。
というのもですね、今日は夕方に大阪で、
IR関連でギャンブル依存症についてのセミナーがあったんで、
いっちょ見てこよう！と思って出かけて行ったんですよ。

いやぁ、あたくしこの度の件で大阪の依存症対策には、
失望しかないですわ。
実は、先日2日間連続で書いたブログですが、
あれ実は大阪での出来事だったんですね。
拠点病院というからには連携をしっかりとって！です
医療はそれですむけど我々は長い闘いが始まる・・・です

連携なんか全くない。
依存症の拠点病院でこれかよ！と、
愕然としたわけですが、まぁそれでもこれから前向きに、
検討してもらえればまぁいいのかなぁ・・・
知り合いもいることだしと、無理やり納得しようとしてました。

でも、今日のセミナーであまりにきれいごとの羅列と、
現実とセミナー向けの話の二枚舌ぶり、
また、行政が全く勉強もしていないことに愕然とし、
こんなんじゃ「大阪IRダメ絶対」だわ・・・
とあきれた次第です。
大阪はトップを走っているかと思いましたが、
他県の方がまだマシかも・・・そんな気がしてきました。

ではなぜそう思ったか？
まず、大阪府・大阪市のIR推進局の説明が相変わらずの
「シンガポールでは～、カジノができて、依存症が減り～」の一辺倒。
だ～か～ら～！シンガポールの対策なんか日本で通用するわきゃないっつーの。
でも、日本の現場をみちゃいないから、何やればいいかわかっちゃいないんですよ。
それでいて「万全の対策」「民間との連携」なんて、
言葉だけは勇ましいんですね。

そして大阪府のIR推進会議のメンバーを見て仰天！
何年も前から、超ド推進の立場で活動されている、
推進派の皆さんなら誰しもおなじみのメンツしかいないんですよ！
げ～！！！
でもってですよ、この会議の目的は、
「大阪・夢洲地区にIRを誘致するにあたり、
構想の策定や課題対策等について、広く検討すること。」
ってなってるんですよ。
大阪 IR推進会議

しないしない！課題対策なんて絶対しないって。
だってギャンブル依存症わかってる人が誰も入ってないんですよ。
どうやって対策考えるんですか？？？
こういう口先だけの行政のやり口って、ホンマむかつきますわ。

さらに、このIR推進局説明でも、そのあとの精神医療センターの先生の説明でも、
「民間との連携」ってのをお題目のごとくおっしゃるわけですよ。
でもねさんざんこのブログでも書いてますが、
民間の依存症支援団体の助成という、
国と県で半分ずつ持つはずの予算、
去年全県で助成されず、とほほな思いをしたんですが、
来年度分予算についても、大阪府はいの一番に
「民間助成の予算なし」ときっぱりおことわりで～すって、
バッサリ切られてるんですよね。

こんなん大阪だけですわ。
他県はどこでも可能な限り検討しますとか、
むしろ我々が地域で活動すること喜んでくれて、
なんとか少しでも連携とれるようやってみますわ！
となってます。

民間に予算もつけず、実際、拠点病院に入院したって、
なんの連携も取らなけりゃ、
さらに保健所の指導も意味不明。
ビギナーの家族に丸投げして、問題起きても高みの見物。
こっちが無料奉仕でてんてこ舞いしている現実なんか知らん顔。

でもって「万全の対策をうつからカジノ大丈夫です」
と口だけ対策と問題の矮小化。
あ～！もう腹がたつったらありゃしないです。

あたしゃ、大阪が大好きです。
仲間も多いし、人情味ある熱い街です。
でも、今のギャンブル依存症対策はいただけません。

全然連携なんかないのにあるふりをしたり、
ギャンブル依存症問題はものすごく深刻なのに矮小化したり、
反対意見を言う人を排除したり、
必要な予算をつけなかったり、
他にも良い話が聞こえてきません。

パンフ一つとってもIRのパンフはお金をかけて
府と市で超立派なものを作っているのに
ギャンブル依存症のパンフは、
大阪市の心の健康センターの手作り感満載のパンフだけ。

そもそも大阪の良くわからないのは、
大阪の仲間に聞いても「わからん？？？」というのですが、
府がやっているのか？市がやっているのか？
窓口がどこなのか？さっぱりわからないことです。
これがいわゆる二重行政と言われるやつの弊害なんでしょうか？
よくわかんないですが・・・

もうこうなったら、あたしゃ大阪に軸足を移して、
大阪の依存症対策強化に全力挙げようかなぁ
と思ったくらいです。
仲間に「引っ越そうかな」と言ったら笑われましたが、
マジで考えちゃいます。
だってこれでIRできちゃうかもしれないんでしょ？
このままじゃ本当にやばいですわ・・・

とにかく、こんな言い訳ばっかりの依存症対策は聞いちゃいられません。
我々ができることを行動していくのみ！
大阪の皆さん、頑張りましょう。
一般府民の方々もどうかお力貸してください。
宜しくお願い致します。

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