韓国研修記~ネット依存編②~です

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さて今日は韓国研修記の最後、ネット依存についてまとめて書きます。

まず現在韓国では青少年の20%~25%が、
ネット、ゲーム依存と言われ、このサイトにもあるように
http://matome.naver.jp/odai/2140841679477334001
ゲーム、ネットのやり過ぎで死亡事故が頻発し(中国他でも起きています)
深刻な社会問題となっています。

対策を考えたソウル市では2007年よりI Will center という、
ネット依存症の相談センターが設立され、
市内に4カ所できました。
センターのHPはこちらです。
http://www.iwill.or.kr:8081/eng/about/products.jsp?num=2&sub=2#

ここでは相談業務や予防教育、集団プログラムなどが行われ、
病院も紹介されます。

このI Will Centerとパートナーシップを組んでいる病院は、
大学病院で3~4か所、一般のクリニックで1~2か所だそうで、
そのうちの一つが、昨晩のブログでも紹介した、ウルチ医科大学です。

センターではまず、依存度についてアセスメントを受けます。
この費用は全てソウル市持ちなんだそうです。

そして、来所した方のうち、
・一般生活ができない
・学校に行かない
・暴力をふるう
・ネットカフェに入り浸り
といった人は、病院を紹介されてきます。

病院では、大体1年以上の治療計画をたてます。
ネット依存は、他の依存症と違い、
きっぱり絶つことは現実には出来ない相談なわけですから、
適切に使えることを目標におくそうです。

病院での治療は、日本とは全く違う方法がとられ、
脳にダイレクトにアクセスするような機械療法なんです。
アメリカなどでもこの治療法は取り入れられているようです。

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まずこの機械を頭につけて脳波を調べます。
これは脳の128カ所をチェックするようになっていて、
ちゃんと装着できたかどうかを
これまたすごい未来テイストの機械でチェックします。
それがこれです。

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そして、脳のどの部分が問題あるかが分かったら、
その部分に適した機械で、今度は治療をしていきます。
この写真はTMSという機械です。

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副作用がないというので、私も実際にやって貰いましたが、
痛くはないですけど、かなりの刺激というか衝撃はあります。

そしてこういった機械治療を、人によっては毎日の場合もあるし、
週2~3回の人もいるそうですけど、
これを大体1年~1年半続けるのだそうです。
大体8~10ヶ月で効果が出るそうです。

患者さんは10代~20代が殆どで、
ナルトレキソンなどの、薬物療法も同時に行うそうです。

こんな前頭葉を刺激する、機械もあって、
とにかく韓国は日本より10年は進んでいると感じました。

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長きに渡り韓国研修記お付き合い頂き、
ありがとうございました~!

また、お金貯めて、視察に行きたいなぁ~。

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