家族は全然聞けてない・・・です
連携協議会の件、お陰様で、マスコミさんも注目して下さっているようで、
「横のつながりができたことは素晴らしいですね。今後協議会でどんな動きをなさいますか?」
と、いくつかの記者さんからご連絡を頂きました。
もちろんこれから発信して参りますので、その時はまた是非取り上げて下さいませ。
本日アゴラさんにも掲載して頂きましたので、まだお読み出ない方是非ご一読下さい。
「ギャンブル依存症支援団体連携協議会」設立!(アゴラ)
さてこの連携協議会のメンバーは、殆どそうですが、
どこの団体もものすごく家族支援に力を入れています。
もちろん私もそうですが、それは何故かと言えば、
ギャンブル依存症は有効な予防や介入と言ったら、
「家族が正しい知識を身につけること」もうなんと言ってもこれが一番大事な訳です。
家族相談を受けていて、何が一番大変かと言えば、
「家族は話しを全然聞けてない」もしくは、
「都合のよい所だけ聞こえる」もしくは、
「聞きたいように聞く」
という不可思議な現象が起こることですね。
本当に人ってなかなか変われないよなぁ~と、
ある意味しみじみ感慨深く思うんですけど、
子供の頃から「自分の行動に責任を持て!」「自分のことは自分でやれ」
なんて言われているとですね、、
「今後は、私たちと必ず相談しながらやっていってくださいね。」
「これを機会に回復施設に入寮して貰うことを考えてはどうですか?」
というお話しをしたとしても、これがもう全然通じません。
例えば、現在、なんらかの事件を起こして拘留中の息子さんがいるとします。
御両親もほとほと疲れ果てていて、
ギャンブル依存症の回復施設のことを聞き、
「これはもうそこに入って貰おう・・・」と思ったとします。
「必ず相談しながら本人と接触してね」と申し上げているのに、
早速、出向いていき、「ここを出たら回復施設に入れ!」
なんて、ご自分で説得に行っちゃったりします。
もうね~、親御さんは何年何十年と、子供が親の言うことなど、
一切聞かなくなってること、いい加減認めましょう。
自分のやり方で、ことごとく失敗したことを自覚しましょう。
そんな説得に行ってどうするんですか!?
「はい、そうですか」なんて言う訳ないんです。
だから面会に行く、行かないの段階から、全て御相談下さい。
そしてどんな話しをするのか?全部打ち合わせが必要なのです。
なんかもう、日本語が通じてなくて、ガクっとくることばかりです。
相談しながらと言ったら、相談しながらなんです。
自分でやることをやめ、成功率の高い方法をやりましょう!
言葉を額面通り受け取って下さい。
それもまた練習です。
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