実家です

公開日:  最終更新日:2015/12/15

ここの所、パチンコ釘問題で、喧々諤々ネットの世界で盛り上がっていて、
そのため、私が書いたブログのコメント欄も、
ものすごい盛り上がりを見せておりました。

しかし不思議な世界だわ~パチンコって・・・
そもそも我々パチンコの成り立ちとか、機種がど~のこ~のとか、
サッパリわからないじゃないですか。
「どのみち依存症は出るんだよね!」ぐらいにしか考えてないので。

なんせ私なんか、メーカーとホールって違う会社なんだ!?
って、考える会を作って初めて知った位ですから(笑)。
んで、グレイスロードの入寮者に、聞いたりして、
「ダイナムさんは、メーカー?ホール?メーカーとホールってどう違うの?」なんてね。
とにかくパチンコ業界のなりたちとか仕組みなんて、
全く興味なかったです。

まぁ今も、依存症からの回復しか興味はないです。
そのための世の中の仕組み作り、
予防とか回復とか社会復帰・・・そういったものに、
社会全体で取り組んで貰えるような仕組みづくりですね。

そして、そのためにはパチンコ業界の皆さんの協力、
依存症対策に取り組んで頂く姿勢は不可欠だと思っています。
むしろ何故積極的になさらないのかが不思議なのと、
今回噴出してきた「不正クギ」問題では、
なんで違法営業が取り締まられないの?
警察とパチンコの関係って?
天下りだとか既得権益とかって言われてるけど、
もしそこが問題なのだとしたら、なんでそのことを指摘したり、
メスを入れる人がいないの?政治家の先生は何故黙ってるの?
と、めっちゃ不思議です。

だって、そんなの辻本清美先生とか福島瑞穂先生なんかだったら、
ガンガン追求しそうじゃありません?
やっぱ、警察に切り込むのって、政治家さんもためらうんでしょうか・・・
「変に恨みかって、警察に睨まれて、政治生命を奪われたくない」なんてね。
ドラマの見過ぎでしょうか?
とにかく、なんじゃこりゃ?って感じで不思議でならないです。

なんでも12/15にフジテレビの「真夜中のニャーゴ」という
オンライン番組で、やまもといちろうさんや木曽崇さん、POKKA吉田さん、
と言うメンバーでこの問題が取り上げられるというTwitterをみて、
「あら、観てみたいわ」と思っていますが、その番組は誰でも見れるのでしょうか?

オンライン番組って何?って感じで「いや~ね~おばさんになると・・・」
って思いますが、明日、夫に聞いてみるとしましょう。
どうやって見るのか分かったらまたお知らせしますね~。
私たちのような世代の女性陣では、なかなかネットの論議、
ネットメディアについていけなくて、困っちゃいますよね。

まっ最近そんな感じで、
「はぁ~なんだか複雑怪奇・・・なんなのパチンコって・・・」
???な状況が続いていて、なんかうんざりするなぁと思っていたんですよね。

で、今日はですね、ホント久しぶりに会う仲間2人と、
ランチしんたんですよね。

このお二人は、本当に色々と大変で、
私より年上のギャン妻で、お子さんもその影響下で、
様々なメンタルの問題がでてたりして、
本当に共に悩み苦しんだ案件だったんですよね。

でも過渡期が過ぎて、なんとか身の振り方も決まって、
まだまだ問題解決には至ってないけど、
これでなんとかやっていけるかな・・・
位の感じまで来て、その後しばらく会っていなかったんですよね。

私もフォーラムが終わり、ちょっと一息つけたことから、
どうしてるかなぁ~?と気になっていたので、
連絡をいれ、今日のランチ会になったんですよね。

そしたらお二人とも、事態がどんどん良くなっていて、
家族のこんがらがった問題も、だいぶ解決の糸口が見えてきて、
関係も良くなっていて「あ~よかった~」と、ホッとしました。
そして「あの時思いきって行動して良かったよね!」という話になって、
なんだか、最近のうんざりから一転して、
すごくほっこりした日だったんですね。

3人とも洗礼を受けていたので、神様の話がもともと好きで、
信仰についても良く話していたんですが、
今日も神様の話が沢山出て、
「やっぱ、こんだけ何も持たないと神様助けてくれるね!」
なんて笑いあいました。

私より年上とか同い年位のギャン妻って、
仕事を持っていない場合が多いので、
夫からの自立は一苦労です。
でも、そこまでひきずってきたギャンブラーって、
やっぱり回復は難しく、離婚になってしまう場合も多いです。

そんな時、実家が頼りになる人だと、
私としてもすごく安心です。
「これでなんとかなるだろう」と、道をつけることができます。

逆にですね、我々のような家庭って、
自分の親も病んでいる場合も多いので、
母親や父親が承認欲求が強いと、
なかなか頼ることが難しいんですよね。

恩着せがましかったり、
わざと迷惑がったり、意地の悪いことを言ってみたり、
もったいぶったりするなど、
困らせて自分の価値をあげようとしたり、
弱みを握ることで、自分の思い通りにしようとしたりする、
そういう場合が残念ながらあるんですよね。

そういうご実家だと
「う~ん、そういう親御さんだと、旦那から離れても、
結局危険だからダメだね~」となります。

でも今回の場合は、お母様も同居されてるご姉妹も、
とっても良い方だったんですよね。
だからご実家に避難作戦が功を奏し、
子供たちも救われていったし、
何より仲間がとっても明るく元気になっていました。

残念ながら、つい最近そのお母様が亡くなったと今日聞いたのですが、
私としては「仲間を快く助けて下さりありがとうございました。」
という感謝の気持ちでいっぱいです。

「親だから当り前」とお母様はおっしゃっていたそうですが、
その当り前のことすら、なかなか得られないのが、
我々の現状なんですよね。
やはり依存症家庭には、アダルトチルドレンが多いというのは事実です。

親子って言うのも本当に不思議な存在なんですよね。
愛し合うものだという幻想がありますけど、
実際は決してそういうものじゃない。
愛憎反する、アンビバレンツな存在なんですよね。

私も、今では、当時の頃が信じられないような、
円満な関係になりましたが、
母との関係ではものすごく苦しみました。

苦しんでいた頃、同じように実家の母との関係で苦しんでいた仲間と、
しみじみ語りあったことがあります。
その仲間はご主人と離婚し、
今でもご実家を頼らざるを得ない状況にあるのですが、
今でもなお、お母様が不安定で、時々「出ていけ!」となり、
私としても大変心を痛めています。

その仲間に「私、いつか家族が入れる施設を作りたい。」
と夢を語ったことがあるんです。
一時的に避難できるように、宿泊設備も作るの。
で、庭がある1軒家借りてね、いつでも仲間がふらっと立ち寄れる、
そんな所にするの。

家族のギャンブル問題で辛い時、
どうしても避難しなくちゃならない時、
ご飯も作れなくなる時ってあるじゃない。
そんな時に、「さぁ、ご飯食べよ~!」って、
あったかいご飯だしてあげるの。

癒されるように、お花がいっぱい咲いた花壇作ってね、
そんなお庭見ながら、
ただ寄り添ってあげて、話聞いてあげて、
「大丈夫、なんとなかるって!」って、HUGしてあげて、
マッサージなんかしてあげてもいいよね。アロマたいてさ。

そんなね、家族のための施設をね、
いつか絶対作りたいんだぁ~

・・・と、自分のプランを話しました。

その時、その仲間が言った言葉が今も忘れられません。
「りこさん、それって普通の人の実家なのかなぁ~」って。

「あぁそうだね~。そうかもしれないね~。」って答えながら、
心がドキュンと波打ったことを良く覚えています。

あれから、およそ10年の月日が経ちました。
不甲斐ない私は、まだその夢を叶えられていません。
家族の仲間の負担を減らした当事者施設すらままならない状況です。

だから、ご実家が優しく迎えて下さると、
とても有難く、感謝の気持ちでいっぱいになります。

主の御許に召され永遠の命を賜った
仲間のお母様の平安をお祈りいたします。
ありがとうございました。

クリックでランキングがあがります。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 依存症へ
にほんブログ村


依存症 ブログランキングへ
皆様、応援をお願いします。

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Comment

  1. A より:

    りこさん 昨日はありがとうございました。久し振りに、出来てほんとっ❗楽しかったです‼同じ信仰を持ち、同じ苦しみを通った仲間としてそれぞれ前を向いて進んで来たのだと思いました。りこさんの捨て身の生き方を神様はどんなにいとおしく思っておられるかと思います。そして犬をも助けてしまいたいと思う心に感謝です。私も忘恩の輩になってはいけないと自戒して行きます。それぞれ置かれた場所で利他的に生きることを忘れないでやって行きましょう。ありがとう

    • rico より:

      Aさん、コメントありがとうございます。
      本当に久しぶりにお会いできて楽しかったですね~。
      苦しみをくぐり抜けた先に、大切な真理を見つけることができたと思いました。
      苦しい時、悲しい時、そしてもちろん喜びの時、これからも共に歩んで行きたいですね。
      また神様の奇跡を語り会いましょう!

  2. チエ より:

    おはようございます。
    これから出勤だけど、胸がいっぱいで…。
    ありがとう。
    私も話したの覚えてます。
    正直に言うと、思い出したよ。
    私も仲間の力になりたいってすごく思った❗。
    頑張るね❗❗。
    本当にありがとう。

    • rico より:

      チエさん、コメントありがとうございます。
      覚えててくれて、嬉しい~!
      あの頃、プログラムがなくて私たち本当に迷走していたけど、
      でもあの頃の苦しみがあったからこそ、
      いまの有難味を痛切に感じられるんだと思ってます。
      そしてあの頃の仲間との想い出は、私にとってかけがえのない、
      同志との想い出だと思ってます。これからも頑張ろうね!

  3. F より:

    久しぶりにお会いできて私もとても嬉しかったです。
    この9年を振り返り、りこさんを通して、また仲間を通して働かれた神のいつくしみを感じて胸がいっぱいになりました。感謝です。

    りこさんの熱意、パワーには いつもあたまがさがりますが
    あらためて貴女の温かさ、優しさをおもいました。ありがとう。
    母も天国でおなじく思っているとおもいます!

    今、苦しいおもいをしている仲間も必ず笑顔になれると信じています。
    私にも何かしらお手伝いができますように。
    私がしていただいたように。

    • rico より:

      Fさん、コメントありがとうございます。
      ホント久々にお会いして、そしてご家族が皆さんとても良い方向に、
      動き出されていることが、とても嬉しかったです。
      やっぱり神様は見ていてくれてますね~。
      また神様の話で盛り上がりたいですね。
      そして私たちが、神のお役に立てますように!
      頑張りましょう!

rico へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP ↑